松見坂に「808labo（ヤオヤラボ）」が開業。“ハイブリット”なつまみが楽しいカウンター居酒屋の真の目的は、「社員修業の場」として料理のレベルアップを図る実験的店舗!?

スキルアップ後は高級焼鳥に挑戦、3年以内に海外出店も視野に

オープン当初、YAOYAメンバーからはまずは代表の遊津氏が店に立っている。「今後、バトンタッチしたスタッフ次第で料理やドリンクの方向性を少し変えたりと、各人の個性を打ち出していければ。スタッフごとにカラーが変わるのも、この店の見どころです」と話す。

取材時はオープンして1週間ほどだったが、毎日席が埋まり、1日15万～20万円の売上があるという状況だ。今後は、ここでスキルアップした社員達と単価を上げたワンランク上の焼鳥店に挑戦したい考え。「高級焼鳥はコースの店がほとんど。そうではなく、クオリティの高い焼鳥や料理を好きなように食べられる店が欲しいと思って」。加えて、コンサルやレシピ提供など、店舗以外の事業にも注力したいという。早速、11月に三軒茶屋にオープンする飲食店のコンサルが進行中だ。店舗運営以外の収益ポイントを作ることでより強固な経営体制を築いていく。さらに、創業時より希望だった焼鳥での海外出店も3年以内に実現することを目標に掲げる。「常に新しいことにチャレンジしてワクワクしていたいんです」と遊津氏は話す。

写真左からYAOYA代表の遊津拓人氏、シェフの志摩倖司氏

（取材＝大関　まなみ）

店舗データ