池尻大橋に「池尻居髪店」がオープン。居酒屋の魅力を再考、自由な発想で作る「異国籍＝居国籍」をテーマにしたエヌイーエス関連会社、渋谷の歩き方の新店舗

個人店らしさと会社の組織力を合わせた強い店づくりを実践

開業から数週間。ひっそりとオープンしスロースタートだが、想定の範囲内だという。「新店舗ではドリンク1杯100円セールなどを打ち出すことも多いですが、ここは地域密着でやりたいので、あえてセールはしませんでした。飲食未経験のアルバイトスタッフも多いので、まずは最初の1か月で店の体制を整えて、その後２か月で軌道に乗せる算段です。実際に、一度来ると気に入ってリピートしてくれるお客様も多く、手ごたえを感じています。ターゲットは絞らず、地域の人を中心に老若男女に来てほしい」と笹森氏は話す。

９月末～10月頭ごろには渋谷に「松濤やむなし」を出店予定で、笹森氏は同店が確立したら次はそちらの立ち上げへ注力する予定だ。「店づくりでは個人店のようなこだわりを打ち出しながらも、会社としてやっているので、お客様を人につけるのはなく店につけるやり方を。私が抜けてもまわるような体制を目指します」。思いを持った店づくりに組織力を加えた強い店づくりに注目したい。

店づくりを担った取締役・渋谷統括部長の笹森達也氏。11年前にエヌイーエスに入社、それ以前は理容師をしていたというが、今回の「居髪店」の店名は狙ったわけではなく偶然だという

（取材＝大関　まなみ）

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