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蔵前に「NOMURA SHOTEN」がオープン!フリーランスバーテンダーとして活躍したオーナーが構える初の実店舗は、人とお酒をつなぎ、家飲みのアップデートを提案する“タチノミ・リカーショップ”

5月14日、蔵前に「NOMURA SHOTEN(ノムラショウテン)」がオープン。運営は土海空(世田谷台東区)、代表の野村空人氏は、ロンドンでバーテンダーのキャリアをスタートし、「FUGLEN TOKYO」でのバーマネージャー時代には数々の受賞歴を持つ人物。バーテンダーとしては珍しいフリーランスとして、国内のさまざまなバーをはじめ、ボトルドカクテルや国産ラムなどのプロデュースも手がける。そんな野村氏が構える初の実店舗は、“人とお酒の新たな接点を作る”をコンセプトに、他ではなかなか飲めないお酒が飲める&買える「タチノミ・リカーショップ」だ。


風呂上りのビールが楽しめる立地に一目惚れ

「NOMURA SHOTEN」は蔵前と新御徒町のちょうど中間地点、左衛門橋通りを裏に入った三筋エリア。道を挟んだ斜め向かいに建つ、昔ながらの宮造り銭湯「三筋湯」が目印だ。「本当は自宅から近い世田谷エリアで物件を探していたので、この物件を紹介されたときも気乗りしていなかったんです。でも、初めて物件を見に来た瞬間、『あぁ、ここで風呂上りにビールが飲みたいなぁ!』と思って。ここで飲んでもいいし、ここで買ったお酒を家で飲むのもいいな。そんなシーンを思い描きました」。

そう話すオーナーの野村氏は、21歳で単身渡英し、約7年間バーテンダーとして働いたのち、代々木八幡「FUGLEN TOKYO」を経て独立。あえて店舗を構えず、バー・ドリンクのコンサルティングブランド「ABV+」を立ち上げ、海外スピリッツのブランドアンバサダー、日本橋「ホテルK5」内のバー「青淵-Ao-」のドリンクプロデュースや、国産スピリッツ、ボトルドカクテルのプロデュースなど、「バー」を軸にさまざまな活動を展開してきた。「イギリスに行ったのは、美大受験に失敗したのをきっかけに海外で学びたいと思ったことからです。留学先で絵を学んでいたんですが、学校と合わなくて退学してしまって。お金もないし、生活するために始めたのがバーテンダーの仕事です」。

野村氏が初めて働いた店ではバーテンダーがお客と会話する機会は少なく、オーダーされたドリンクを正しく聞き取り、提供するのが主な仕事だったという。徐々に英語が上達し、同業者の友人が増えるにつれ、さらにカクテルを勉強したいと思うようになり、ビザの期限が切れるまでさまざまなスタイルのバーで修業を重ねた。「最後の2年間はレストランバーでヘッドバーテンダーを任せられていました。帰国する前に、ニューヨークに2か月くらい滞在してバーで働きながら帰るためのお金を貯めたりもして。あの頃は“流し”のバーテンダーでしたね(笑)」。

店があるのはものづくりの街として知られる“カチクラ”エリア。どの駅からもやや距離があるが、その分街に自然に溶け込んでいる

店舗データ

店名 NOMURA SHOTEN(ノムラショウテン)
住所 東京都台東区三筋2-5-7 カミヤミスジクラマエ1F

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アクセス 蔵前駅から徒歩9分、新御徒町駅から徒歩9分
電話 03-5846-9755
営業時間 15:00~22:00
定休日 月曜、年末年始
坪数客数 13坪約25名
客単価 2000~2500円
運営会社 合同会社土海空
オープン日 2022年5月14日
関連リンク NOMURA SHOTEN(HP)
関連リンク NOMURA SHOTEN(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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