フィンガーフードは奇をてらったわけではく、自然とたどり着いたもの
「三千世界」が謳うのは“フィンガーフード専門店”。箸やフォークといったカトラリーを一切置かず、手づかみ、あるいは楊枝で食べる料理のみを揃える。「高級レストランでは、カトラリーの使い方や正しい食べ方やマナーを意識して緊張してしまう人も少なくない。一方で、手で食べる料理には、人を自然体にする力がある」と巖谷氏は考える。手で食べることで、食材の温度や質感、重さ、香りをダイレクトに感じられる。それによって緊張感も取り払われ、よりラフに、自由に、五感で食事を楽しめる。「このコンセプトは奇抜さを狙っているのではなく、飲食を五感で楽しんでもらうには?を突き詰めた結果、自然とたどり着いたものなんです」と巖谷氏は説明する。
品書きに並ぶのは、世界のフィンガーフードを独自に解釈した品々だ。店のスペシャリテは2つのタコス。「開眼タコス」(1100円)は、豚肉にココナッツミルク、ライムリーフ、魚醤などを合わせたベトナムやタイを思わせるアジアンテイスト。ソースにはビーツと梅干しを使い、奥行きのある酸味を表現する。もう一つ、「北京タコス」(1320円)は、北京ダックから着想を得て、鴨の皮にきゅうりやネギを合わせた一品。他、一品料理も、例えば「肉味噌ピーマン」(880円)には山椒を利かせた肉味噌にミミガーを加えて食感のアクセントを生み出すなど、ひとひねりが効いている。

「開眼タコス」は、“目を見開くほどうまい”と命名
店舗データ
| 店名 | 三千世界(さんぜんせかい) |
|---|---|
| 住所 | 東京都渋谷区元代々木町9-6 TOP COAT2 1F |
| アクセス | 代々木八幡駅、代々木上原駅から各徒歩5分 |
| 電話 | 03-6407-0338 |
| 営業時間 | 18:00〜24:00 |
| 定休日 | 日 |
| 坪数客数 | 13坪14席 |
| 客単価 | 4000〜5000円 |
| 運営会社 | ボタニコ合同会社 |
| オープン日 | 2026年4月27日 |
| 関連リンク | 三千世界(Instagram) |

















