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「もつ焼でん」創業メンバーが独立、高級住宅街・尾山台で異彩を放つ大衆酒場「もつ焼たいじ」。“街に求められていた店”として、地域住民で大盛況

2022年11月17日、尾山台に「もつ焼たいじ」がオープンした。オーナーは、「もつ焼でん」の創業メンバーとして活躍した浦野太二氏。「もつ焼でん」の独立支援を受け出店した。浦野氏が着目したのは、高級住宅街である尾山台。おしゃれなレストランやカフェが立ち並ぶこの街で、あえて大衆感を打ち出したもつ焼き酒場を出店。地域住民の間で瞬く間に評判が広がり、土曜は19時に品切れ御免で店じまいをすることもある盛況ぶりだ。


名店・立石「宇ち多゛」にしびれてもつ焼きの道へ

東急大井町線の尾山台駅から多摩川方面に伸びるハッピーロード尾山台商店街沿いにある「もつ焼たいじ」。豚の内臓肉へ並々ならぬこだわりを持ち、「もつ焼きの変態」を自称する浦野太二氏によるもつ焼きは瞬く間に評判が広がり、昨年秋にオープンするや否や地元の老若男女で満席になる人気店となっている。

「ものづくりが好きで、本当は楽器をつくる職人になりたくて。でも気づいたら楽器でなくもつ焼きをつくることになってました」と笑う浦野氏。実は浦野氏、25歳の頃まで食に対してほとんど興味が持てなかったという。それを変えるきっかけとなったのは、代田橋の「しゃけ小島」でアルバイトをしていた時のことだ。「僕がひどく落ち込んでいる時、『しゃけ小島』店主の小林さんが『これで元気出しなよ』とかぼちゃ煮を作ってくれて。それが、涙が出るほどおいしかった。食って人を喜ばせることができるんだ、と思うようになりました」と振り返る。

さらに転機となったのが、立石の「宇ち多゛」だ。「梅割りの名店がある、と小林さんに連れて行ってもらいました。当時25歳で酒場のルールもわからない若造だったので、だらっと座っていたらお店の人に『姿勢が悪い!』とぴしゃりと怒られて。でもそれが最高にしびれた。もつ焼き屋ってカッコいい、自分ももつ焼きをやろうと決めました」と話す。

住宅街へと向かう商店街沿いに立地。のれんにはさりげなく「もつ焼でん」のロゴも。予約は取らず、地元の人中心に早い時間帯から賑わう

店舗データ

店名 もつ焼たいじ
住所 東京都世田谷区尾山台3-10-9

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アクセス 尾山台駅から徒歩5分
電話 03-6809-8955
営業時間 【月~金】17:00〜22:00(LO21:30)【土】14:00~売切次第終了
定休日 日曜、火曜、不定休
坪数客数 12坪22席
客単価 2800円
オープン日 2023年11月17日
関連リンク もつ焼たいじ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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