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「酒場ニホレモ」のREQDが、高円寺マシタに「この一杯のために。」を開業。和洋折衷ジャンルレスの創作料理を武器に、多様な人々が行き交う新スポットで存在感を示す

3月31日、高円寺高架下の新たな飲食店ゾーン・高円寺マシタに「この一杯のために。」が開業した。運営するREQD(東京都中野区、代表取締役社長:柴崎洋平氏)は、現在、東中野で「麺酒場ひかる」を、高円寺で「酒場ニホレモ」を展開。今回の出店にあたり、高円寺の「ニホレモスタンド」を盛況のうちに閉業し、パワーアップを図りオープンした。同店は敢えて専門特化をせず、旬のトレンドを取り入れる柔軟性を重視した創作居酒屋だ。多様で多国籍な料理を提供して高円寺の駅前新スポットを行き来する幅広い客層にアプローチする。


東中野で独立後、高円寺へ進出。トレンドを押さえた店づくりで、地元住民の心を鷲掴みに

JR高円寺駅の改札を抜けて、阿佐ヶ谷方面へ歩けば、3月31日にオープンした新飲食店ゾーン・高円寺マシタが目に映る。従来は昭和風情が香ばしい呑兵衛の巣窟という印象だったが、赤く塗られた高架橋の奥に半屋外テラスが覗く、小洒落た通りに生まれ変わった。「今回、店名だけは先に浮かんでいたんです。お客さまの大切な『一杯』のために、私たちは何を提供するのか。それを常に考えていこうと思って」と、微笑みながら出迎えたのは「この一杯のために。」の代表・柴崎洋平氏だ。これまで高円寺で繁盛店を展開してきた柴崎氏は、どのような戦略を打ち出していくのか。

柴崎氏は、学生時代に石神井公園駅のラーメン店「らーめん燿(ひかる)」でアルバイトし、そのまま就職。いったんは30歳で3年ほどIT業界に転身したのち、飲食への想いを再確認して、2013年に独立した。「ITに携わって、改めて仕事の根底はコミュニケーションにあること。それは飲食も同様であると感じました。そう考えたとき、より好きだった飲食の道を歩もうと思って」。独立第一号店は、石神井公園から東中野に移転・リニューアルした古巣「麺酒場ひかる」。師匠でもある当時のオーナーから譲り受けるかたちだった。

その後、2018年に初の自社オリジナル業態のバル「酒場ニホレモ」を開業。当時、トレンドとなっていたレモンサワーと日本酒に、イタリアンとスパニッシュの創作料理を合わせたこの業態は地域住民の心を掴み、ヒット。15坪で月商600万円の繁盛店へと成長した。2021年には、「地域への恩返し」の意味を込めて高円寺南口に立ち飲み酒場「ニホレモスタンド」を開業。「酒場ニホレモ」の流れを汲み、レモンサワーと日本酒を看板に設定。スパイスの効いた「高円寺おでん」と、アジアンテイストを織り交ぜたつまみの数々を打ち出し、既存店とは違う新たな方向性を打ち出した。こちらも、3坪ながら月商100~200万円を売り上げる人気店に成長。お客はもちろん、同業者からの認知も高まり、着実に高円寺での存在感を強めていった。

高円寺駅から阿佐ヶ谷方面へ向かうガード下に立地。南北を通り抜ける通路の角地でもあるため、人の流れが多い

店舗データ

店名 この一杯のために。
住所 東京都杉並区高円寺南3-70-2

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アクセス JR中央線・総武線高円寺駅から徒歩1分
電話 070-3131-6773
営業時間 【月~金】 11:30~15:00 17:00~23:00 【土】 12:00~23:00 【日・祝】 13;00~23:00
定休日 無休
坪数客数 約23坪60席
客単価 3000円
運営会社 株式会社REQD
オープン日 2023年3月31日
関連リンク この一杯のために。(HP)
関連リンク この一杯のために。(Instagram)
関連リンク この一杯のために。(Twitter)
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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