「酒場ニホレモ」のREQDが、高円寺マシタに「この一杯のために。」を開業。和洋折衷ジャンルレスの創作料理を武器に、多様な人々が行き交う新スポットで存在感を示す

地域密着のスタイルは変わらず。“地元のシンボル”として、老若男女に認知される店舗を目指す

オープンして数ヶ月、狙い通り幅広い客層が来店していて、売上は上々だという柴崎氏。「今回、色々なことを試そうと思ったのは、お客様に新たな価値観を提供するためでもあります。例えばホッピーって、飲まず嫌いの人が結構多い。でも、飲んでみて自分の好みに合えば、ひとつ楽しさが増える。人生をちょっとだけ、豊かにする。そういう瞬間をたくさんつくってあげられる店にしていきたいんです」。

また、より地元・高円寺に根付いていくことも忘れない。「実は、この界隈の中学生たちが職業体験に来ることが決まっているんです。ここで体験した子たちが、将来、飲食業界に夢を見てもらえたらいいな、と思っていて」と、頬を緩める。高円寺の新名所に誕生した、チャレンジ精神あふれる新店舗。今後も、街を盛り上げていくに違いない。

写真中央にオーナー・柴崎洋平氏。左端は店長の松原健氏。松原氏は「ニホレモスタンド」で名物店長として人気者となった、接客名人。スタッフの面々も朗らかだ

（取材＝高橋 健太）

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