中目黒に「味のごんどう」がオープン。新丸子「酒場 雷電」の2店舗目は「普通の最高峰」を目指す。オーナー中谷氏が思い描く“アナザースカイ酒場”とは？

目指すのは誰かの原点となる、アナザースカイ酒場。「酒場 雷電」の移転リニューアルが目下の目標

「酒場 雷電」から8年にわたり酒場を運営してきた中谷氏だが、最近、ようやく自分の目指すべき方向性が見えてきたという。「僕ら飲食業の人はリサーチで流行りのお店に行くけど、結局、最後は自分が好きで戻ってくる酒場があるんですよね。派手さや目新しさはないけど、飲食店としての基礎がしっかりしている。いい意味で期待を裏切ってくれる、原点とも言うべき店。僕も、誰かにとっての原点となる酒場、某テレビ番組をオマージュして、第二の故郷、憧れの場所を指す、“アナザースカイ酒場”と名付けて、そんな場所を作っていきたい」。

目下の目標は、「酒場 雷電」の移転。焼鳥と魚をテーマにした店として、新丸子ないし武蔵小杉、元住吉で15坪ほどの店舗でリニューアルしたい考えだ。「下総中山に『鳥春』さんという昔ながらの小さな酒場があるんですが、そこが僕のアナザースカイ酒場。焼鳥が美味しい『鳥春』さんをリスペクトして、今回は物件の都合でできなかったけど、必ず焼鳥はやりたいと思っていて。僕らが得意とする魚も掛け合わせた、コンパクトな酒場を思い描いています」と中谷氏は意気込む。

写真右からオーナーの中谷卓矢氏と、店長の久田雄介氏。中谷氏と久田氏とは「ガシラ」時代に知り合い、今後は久田氏の色を打ち出しながら店を運営していくとのことだ

（取材＝大関　まなみ）

店舗データ