エー・ピーカンパニー、ミナデインを経て独立！「普通の居酒屋 狛江」が開業。昔ながらの個店とチェーンの間を狙う“ちょうどいい店”で、ローカルエリアの老若男女の心をつかむ

早期出店で会社の基盤を固めつつ、より生産に近い事業に携わることが目標

オープンから半月ほど。早い時間帯は近所のお年寄りや家族連れの姿が目立ち、21時以降はカップルなど若い客が増え、一人客も散見されるという。田島氏が思い描いた通り、近隣の老若男女のとまり木となりつつあるようだ。1日におよそ50人を集客し日商21万～22万円と、想定よりも好調な滑り出しだという。「多くのお客様にご来店いただいていますが、席が空いていてもスタッフの手が回らないと判断した時は心苦しいですがお断りすることもあります。お客様一人一人をしっかりともてなしてリピーターになってほしいので、目先の売上のためだけに雑なサービスはしません」。

今後については「早めに２～３店舗目を出店したい。2店舗目を半年後に出しても3年後に出しても苦労するのは同じ。だったら早い段階で出店して、会社としての基盤を固めたい考えです」と田島氏。次に狙うのは新橋、もしくは同じ小田急線沿線や二子玉川だという。「その先は農業や青果店など、より生産現場に近いかたちで食に関わる事業ができたら」とも話す。

写真中央が代表の田島悠太氏、右が女将の神成友美氏、左が料理長兼店長の鈴木雄樹氏。ともにエー・ピーカンパニー時代からの仲間だ

（取材＝大関　まなみ）

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