中目黒に「nuit（ニュイ）」がオープン。神楽坂「レ・ピコロ」「クレアトゥール」で活躍したシェフを起用し、肩ひじ張らないフレンチ＆グラスワインを楽しむカウンタービストロ

料理とワインのペアリングは考えず、「飲みたいものを楽しんで」

フレンチを基調としたワインに合う料理と、太田氏がセレクトする自然派を中心としたグラスワインが店の看板だ。料理のテーマは深くは決めず、「ワインに合う」を前提に、気負わず自由に旬の素材を織り交ぜながら、季節替わりで用意。前菜には、「イタリア産ブッラータチーズと旬の果物」（1800円）、「淡路玉ねぎのプリン ウニのせ」（600円）のような前菜や、「北海道産 真鱈白子のムニエル 焦がしバターソース」（1800円）といった温菜まで。メインディッシュには「熊本県産 真鯛のポワレ ムール貝とサフランのスープ仕立て」（2300円）や、「イタリア産 仔牛 ポルチーニ茸のソース」（2800円）など。デザートは「フランス ヴァローナ社 グアナラの水チョコ」（600円）、「自家製ティラミス」（700円）まで。メニューにはないが、状況次第でパスタのリクエストにもこたえる。加えて、自家製シャルキュトリーやオリーブ、チーズなどのちょっとしたつまみになる品も充実し、しっかりとした食事だけでなく、2次会のワインバー使いもできる品揃えだ。

ドリンクはグラスワインが主体。多くは自然派で、赤、白、泡、オレンジなど常時10品ほど、おおよそ１杯800～1200円だ。料理と同時にワインにも多く触れてきた太田氏が、実際に飲んでみて美味しさと価格のバランスを考慮しながらセレクト。「料理とワインのペアリングは考えていません。難しく考えず、その時の気分で、お客様が飲みたいものを楽しんでいただければ」と太田氏。その他は瓶で「ハートランド」（800円）に、「クローネンブルグ ブラン」（1000円）、「ドゥシャス デ ブルゴーニュ」（1200円）といった珍しい海外ビールも。ウイスキーは「角」（800円）、「アラン10年」（1000円）などに、デザートワインやグラッパなど食後酒（各種800円～）、各種ノンアルコールドリンクを用意している。

メインディッシュの「スペイン産 イベリコ豚ミモレットチーズのカツレツ」（2300円）。カツレツ自体には塩を控え、たっぷりと削ったミモレットチーズの塩気と旨みで味わう仕立て

「北海道産 秋刀魚と焼き茄子のパートブリック包み焼き」（1400円）。サンマのアンチョビ、焼きナスのピュレを薄いクレープ状でパリパリとした食感になるパートブリックで包み焼きし、ブールブランソースを合わせた品

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