「鳥幸」「ぬる燗 佐藤」の東京レストランツファクトリーが銀座に高級焼鳥割烹「焼鳥 月や」を開業。日本料理の名店で腕を磨いた職人を迎え、高級路線の焼鳥と日本料理との融合を目指す

入手が難しいプレミア酒を揃え、目的来店と付加価値を高める

ドリンク類は、伊達鶏や繊細な日本料理の味を引き立てるものを基準に厳選。ワインや日本酒を中心に、ジャパニーズウイスキーなど、入手しにくいものやプレミア感のある銘柄などを揃えており「『月や』ならあのお酒があるはず」と付加価値とともに目的来店を促進する。酒類提供不可だった緊急事態宣言中は「オルタナティブアルコール」と銘打ち、趣向を凝らしたノンアルコールドリンクを提供。こちらも好評だったという。

また、お客ひとりひとりと向き合う姿勢にも注目したい。加藤氏はもう少し食べたいお客には好みに合わせ追加し、食べ切れないお客には品数を減らしお弁当として包むなど細やかな心配りを行なっている。オープンキッチン越しに話術でも楽しませ、対個人として向き合うその気構えには「いつでもお客様の一番の味方になってほしい」との渡邉氏の言葉がある。

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