高円寺に「鴨上戸（かもじょうこ）」がオープン。28歳オーナーによる「地下酒場 亜時戸」の新店舗、多彩な京鴨料理を揃える5.5坪の居酒屋

期間限定だった「ちゃすけ」の復活や、メキシカン業態の出店も視野に

すき焼きと店のおすすめが一通り入った4500円の「京鴨すき焼きコース」も用意し、しっかり食事を楽しめる。一方で、ちょい飲み利用も歓迎だという。「まだまだ鴨って浸透してないなって感じます。最初は『鴨？』って感じのお客様が、最後には満足して帰っていくのが嬉しい。高円寺には少ない鴨の専門店として、その美味しさを少しずつ広げていきたい」と木村氏。

今後は、地元で 「居酒屋ちゃすけ」の復活や、メキシカン業態の開業も目論む。「バックパッカーの時にメキシコで触れた食文化を再現したい。日本ではメキシコ＝タコスのイメージが強いけど、それはあくまで屋台で食べる料理。メキシコのレストランで見た、鉄板で豪快に肉を焼いて、それをトルティーヤで巻いて食べるようなスタイルの店をやれたらと思います」と木村氏は話す。

写真左がオーナーの木村馨寿氏、右は相棒の秋山海渡氏。「仕入れ値に対して手ごろな価格設定にしているので、気軽に鴨を楽しんでほしい」と木村氏

（取材＝大関　まなみ）

店舗データ