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高円寺に「鴨上戸(かもじょうこ)」がオープン。28歳オーナーによる「地下酒場 亜時戸」の新店舗、多彩な京鴨料理を揃える5.5坪の居酒屋

3月1日、高円寺に「鴨上戸」がオープンした。オーナーは、バックパッカーとして南米を旅した経験を持つほか、町田「さかなやキンボシ」などで修業した現在28歳の木村馨寿氏だ。地元・向ヶ丘遊園にて期限付き物件で居酒屋を営業した後、同級生の秋山海渡氏とともに、2022年4月、高円寺に炉端居酒屋「地下酒場 亜時戸(アジト)」をオープン。高円寺2店舗目となる今回は、駅高架下にある5.5坪の小箱で鴨に特化した居酒屋だ。京都から仕入れる鴨の様々な部位を、すき焼きや炭火焼、串など多彩な料理で提供する。


コロナ禍、おばから譲り受けた期間限定の物件で居酒屋を営業

JRによる高架下の再開発が進む高円寺駅。2023年3月、高架下に開業した「高円寺マシタ」の延長線上にオープンしたのが「鴨上戸」だ。

オーナーの木村馨寿氏は、18歳から本格的に飲食へ。横浜・野毛の創作居酒屋や、その系列のメキシカンで働いた後、バックパッカーとして南米を旅する。「野毛のメキシカンで働いていた時にメキシコに興味を持ち、メキシコ人の友人もできた。実際に現地の文化を見たいと思いました」と話す。帰国後は、楽卒業生による町田の居酒屋「さかなやキンボシ」で経験を積んだ。

初めて店を立ち上げたのは2020年。木村氏のおばが向ヶ丘遊園で長らく飲食店を営んでいたが、物件の取り壊しにより立ち退くことになった。人手不足もありおばは引退を決め、その物件を立ち退くまでの2年間、木村氏が店をやることになった。そうしてオープンしたのが海鮮居酒屋「居酒屋ちゃすけ」。コロナ禍真っただ中だったが、周辺では休業する店が多い中、補助金をもらわずに開け続けたことでお客が少しずつ集まり、店を軌道に乗せていった。

「鴨上戸」の外観。高円寺駅の高架下で、周辺には大衆的な酒場が多い。以前も飲み屋だった場所をDIYで改装。道に面した小窓に炭焼き台を置き、鴨が焼ける香りや煙が道行く人の食欲を誘発する

店舗データ

店名 鴨上戸(かもじょうと)
住所 東京都杉並区高円寺南3-69-1

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アクセス 高円寺駅から徒歩1分
営業時間 17:00~23:00(LO料理22:00、ドリンク22:30)
定休日 木曜
坪数客数 5.5坪14席
客単価 5000~6000円
オープン日 2024年3月1日
関連リンク 鴨上戸(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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