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渋谷に「炭焼きリリー」がオープン。日本酒居酒屋やフレンチレストランを展開するH VIEWの新店舗、人気店ひしめく”マークシティ裏“で、ワンランク上のすし酒場で差別化

12月1日、渋谷に「炭焼きリリー」がオープンした。運営のH VIEW(東京都千代田区、代表:中田 匠氏)は、日本酒居酒屋やクラフトビール専門店、フレンチレストランなど計10店舗(同店を含む)の飲食店を展開する。今回は実力派酒場がひしめく渋谷の“マークシティ裏”エリアで、20代後半~30代の男女がゆったり飲み食いできる店としてポジショニング。原始焼きとすしをウリに据え、来年に渋谷の商業施設内に単価1万5000円のすし店のオープンを控えており、それとのシナジーも狙う。


「カタカナスシ」のワンランク上のすし酒場をイメージ

京王井の頭線渋谷駅直結のビル、渋谷マークシティの裏に広がる道玄坂一丁目エリア。通称「マークシティ裏」と呼ばれ、ここ数年で実力派酒場が次々にオープンしている注目のエリアだ。そんなマークシティ裏のニューフェイス「炭焼きリリー」は、原始焼きとすしをウリにした居酒屋だ。「このエリアには“色気のある”店が多く、いいマーケット」と話すのは、H VIEW代表の中田 匠氏。

同社は2017年、神保町に日本酒居酒屋「Mr.happy」をオープンし創業。現在は同店に加えて立川「肉バル&魚バル カツオ」、蒲田「牡蠣と和牛ほいさっさ」といった日本酒居酒屋や、西新宿七丁目にクラフトビール専門店「BEER BOMB」、表参道の古民家を改装したフレンチレストラン「HYÉNE」など、多彩な業態を展開。やりたいことを持ったスタッフの希望を実現していく形で出店を進め、ネット販促を得意とする中田氏のマーケティングで店を軌道に乗せてきた。飲食店以外にもヨガスタジオ、美容サロンも運営する。

今回の出店について、「現在4.3兆円の市場規模と言われるインバウンドは、2030年には15兆円になると言われています。その恩恵にあずかるべく、インバウンドが特に多い渋谷や新宿、上野などのビックシティで物件を探していました」と中田氏は話す。そんな中で見つけたのが渋谷の同物件だ。来年には渋谷に開業する商業施設内にすし店をオープンすることもあり、業態はすしに加えて原始焼きを軸にした居酒屋に決めた。ターゲットとするのは渋谷で飲む20代後半から30代の男女。店の周辺には単価4000円ほどの人気店が点在し、さらに駅側に近づくと2000円ほどのチェーン店などが多いことから、それらに対して単価を5000~6000円と少し上に設定し、落ち着いた雰囲気で食事を楽しめるよう仕上げた。インバウンドに向けた店ではなく、あくまでインバウンドによって街全体の活気が増えたところで商売をしようという狙いだ。

「渋谷で遊ぶ20代後半から30代の人が行っても恥ずかしくない、けど気軽に使えてゆっくり過ごせてクオリティにも満足できる店が求められていると考えました」と中田氏。目指したのは“「カタカナスシ」のアッパー版”だという。「カジュアルなすし酒場『カタカナスシ』がトレンドとなりましたが、当店が意識するのは、そこからワンランク上のすし酒場。『カタカナスシ』より本格的だけど、『すしざんまい』ではなくあくまで酒場、というイメージです」と話す。

単価に見合った落ち着きのあるシックな外観。バス亭を模した看板を置く遊び心も

店内は炉端を囲むカウンター席が中心。ほか、テーブル席やハイスツールのコミュニティテーブルも置き、多様な利用シーンに対応する。白を基調とした内装はほどよいカジュアルさと高級感が同居する空間だ

窓際のコミュニティテーブルでは、ここでクラフトビールやナチュラルワインを飲むイメージで設置した

店舗データ

店名 炭火焼きリリー
住所 東京都渋谷区道玄坂1-14-9 ソシアル道玄坂

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アクセス JR渋谷駅から徒歩4分
電話 03-6416-9763
営業時間 【月~金】17:00~23:30(LO22:30)【土日祝】16:00~23:30(LO22:30)
定休日 無休
坪数客数 23坪38席
客単価 5000~6000円
運営会社 H VIEW株式会社
オープン日 2023年12月1日
関連リンク BEER BOMB(記事)
関連リンク 牡蠣と和牛ほいさっさ(記事)
関連リンク 肉バル&魚バル カツオ(記事)
関連ページ 炭焼きリリー(Instagram)
関連ページ H VIEW(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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