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三軒茶屋に「三茶 貝介」がオープン!けむりグループのミドルアッパー業態、貝類を主力に、エビ、カニ、イカ、タコや魚卵を専門にした酒場でニッチなニーズを攻める!


“海鮮専門店”ではなく、さらに細分化した“貝類専門店”でニッチなニーズを拾う

「三茶 貝介」開業のきっかけが浮上したのは去年夏頃。38年続いたそば店が、店主が高齢のため引退。そのすぐ隣で「和食ごしき」「鮨かんてら」を運営していたけむりに物件の話が舞い込んだ。「その頃はちょうど『代々木 鳥松』の準備真っただ中。そちらに集中したく、タイミングが合わないと借りるつもりはありませんでした。ところが、聞いてみれば思った以上に家賃が安く、これはチャンスだ、と勢いで契約してしまったんです」と小松氏は笑う。この物件で何をやるか、社内で急ピッチにて検討を進めた。「家賃が手ごろな分、チャレンジングなことでもいいなと思っていて、隣の系列店で食事をしたお客様の二次会向けのスナックやガールズバーという案や、はたまた流行りのサウナまで、様々なアイディアが出ましたね」。最終的に、小松氏がたどり着いたのが“貝”だ。

「チャレンジングなことができるなら、万人受けではなく一部の人の強いニーズに応えるニッチな店もアリだと思った時、“貝類専門店”が思い浮かびました。“海鮮専門店”なら世の中に多くありますが、“貝類専門店”はあまり見ない。私自身も貝が好きなこともあり、ミル貝や青柳のような、鮨店でしかお目にかかれないような珍しい貝も常時取り揃える店があったら嬉しいし、ニーズはあるのではと思った。ですが、ちょっとだけ間口も広げたいので、貝だけではなく、エビやカニの甲殻類、イカやタコの軟体動物、イクラなどの魚卵も加えて、マグロやイワシなどのいわゆる“三枚おろし”をする魚を除いた専門酒場をやろうと考えました」。

ちなみに「魚介」という言葉について、「魚」が三枚おろしをする魚を指すとすれば、「介」は貝類や甲殻類、軟体動物などの三枚おろしする魚を除いた海の幸を指すという。そこから「貝介」と命名した。

スケルトンから造作した店内。余計な装飾はそぎ落としてシンプルな空間に。鮨店のようにカウンター前のネタケースには、その日の貝類が整然と並ぶ

店舗データ

店名 三茶 貝介
住所 東京都世田谷区三軒茶屋2-15-14 ABCビル 111

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アクセス 三軒茶屋駅から徒歩3分
電話 03-6453-4361
営業時間 16:00~22:00(L.O.21:30)
定休日 無休
坪数客数 10坪17席
客単価 7000~8000円
運営会社 株式会社けむり
オープン日 2022年12月21日
関連リンク 代々木 鳥松(記事)
関連リンク 三茶 貝介(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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