三軒茶屋に「三茶 貝介」がオープン！けむりグループのミドルアッパー業態、貝類を主力に、エビ、カニ、イカ、タコや魚卵を専門にした酒場でニッチなニーズを攻める！

貝好きのニーズをキャッチ。同業態の展開や、新たな業態アイディアも

オープンから1か月ほど。「『貝が食べたい』という強いモチベーションで来店してくれる方が多く狙い通りです。ドリンクの価格設定が安いぶん、たくさん酒が出て想定よりも単価は7000～8000円で上振れしています」と小松氏。“貝好き”というニッチなニーズに刺さる同業態に手ごたえを感じ、今後は都内の別の飲み屋街や地方都市など、場所を変えて同業態の展開も検討しているという。新たな業態のアイディアも。「次は単価１万円でたのしめるふぐ業態なんて考えています。何万円もする高級店のイメージのふぐを手が届く価格帯で提供する店なんて面白いんじゃないでしょうか。１万円以下のふぐチェーン店ならありますが、多くは個室やテーブル席のスタイル。僕らがやりたいのは、板場が見えるカウンターで、調理の臨場感や働くスタッフの熱量を目の前で感じながらふぐを楽しむ店。それを1万円程度の単価で実現できたらと構想中です」と小松氏は話す。

写真左から店長の荒井達也氏、代表の小松大地氏、統括の髙本悠司氏。貝類や魚卵など、いわゆるプリン体を多く含む“痛風系”の食材を多く扱う同店だが、実は荒井氏は痛風持ち。しかし「お客様に美味しい料理を提供したい」との一心で、日々、命がけで料理に取り組んでいるそう

（取材＝大関　まなみ）

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