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新中野に「まんまる」オープン!楽コーポレーション出身の店主がこだわり抜いた異空間で味わう、北海道産食材を使った創作メニューが人気

1月10日、新中野に「まんまる」がオープンした。店主の“道一”こと齊藤幸輔氏は、都内を中心に居酒屋を展開すると同時に、独立を支援する楽コーポレーション(東京都世田谷区)出身。「汁べゑ 渋谷店」や「東京コケコッコ本舗 阿佐ヶ谷店」など約12年に渡って研鑽を積んだ。念願叶って構えた自身の“城”で、故郷・北海道北見の鹿肉や、十勝の銘柄豚「どろぶた」をはじめ、季節感あふれる肴や多彩な日本酒を揃える。


奥様と、楽コーポレーションとの出会いによって変えられた人生

新中野駅から徒歩5分、“鍋横”の愛称で親しまれる歴史ある商店街、鍋屋横丁の一角に構える「まんまる」。

「ここは神酒所、つまり御神輿が休憩する場所だったんです。“居酒屋の神様”と呼ばれる人の店で修業して、神様のための場所で居酒屋ができるなんて、こんないい話はないと思い、即決しました」と店主の齊藤氏。

出身は北海道北見市。詳細は割愛するが、ハードな人生経験を経て20代前半で上京するまではアパレルや工場などで働いており、飲食経験はなかったのだとか。幡ヶ谷の「花田屋酒店」で働いていた際に楽コーポレーションの存在を知り、28歳の時にその門を叩くことになる。

「その頃の僕は200万円の借金を抱え、風呂なし、トイレ共同のアパート暮らし。入社してから約2年間は毎日マンガ喫茶でシャワーを浴びてから出勤するという生活でした。あの頃が人生で一番辛かったですね」。

現在の奥様と出会ったのもこの頃で、奥様の支えと徹底した家計管理のもと、借金を全額返済。結婚後は、奥様の実家に居を移したことで少しずつ貯金ができるようになり、独立について考える余裕も出てきたという。

今の自分があるのは「嫁さんのおかげ」と言う斎藤氏は、「新中野はもともと嫁さんの地元で、(奥様の)実家がお祭り一家だったこともこの物件に決めるきっかけになりました。これまで苦労をかけてきた嫁さんや家族に恩返しができれば」と語る。

“これまでに見たことがない景色”を作りたいと、半年かけて内装を工事したという店内には、随所に斎藤氏のこだわりが詰まっている。例えば、希少な北海道産真樺の一枚板を使ったカウンターを照らすのは、小樽・北一硝子のランプだ。一見、無機質にも思える壁にはロックバンドのポスターを貼り、ストリートのようなイメージ。一方で、奥のテーブル席に面した壁には春画や古い映画のポスターが貼られていたり、アンティークの家具が食器棚として使われていたりと、時代や場所を超えた不思議な空間が広がっている。

「まんまる」があるのは、元禄時代の落語にも登場したとされる鍋屋横丁の一角。両隣に九州、沖縄料理の店があることから北海道の食材をメインに使うことにしたのだとか

さまざまなテイストがなぜかマッチしている店内の様子。天井にはライブハウスに設置される高性能な防音装置も

店舗データ

店名 まんまる
住所 東京都中野区中央3-34-1 

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アクセス 新中野駅から徒歩5分
電話 03-6382-4370
営業時間 18:00~23:30
定休日 不定休
坪数客数 12坪30席
客単価 5000~6000円
オープン日 2023年1月10日
関連リンク まんまる(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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