たるたるジャパンが「居酒屋さいちゃん」を立川にオープン。名だたる古典酒場をリスペクトした83坪の大箱居酒屋、「IZAKAYA NEVER DIE」を掲げて居酒屋復興の狼煙を上げる！

単価は想定以上で推移。今後は盆踊りイベントの企画・運営事業にも注力

「大箱に不安もありましたが思ったより来店がありホッとしています。週末と比べて平日の集客がまだ弱いことが課題ですね。飲まれる方は単価が4000～5000円ほどになっており、僕らの想定より高い。飲みやすい雰囲気で、ついつい頼み過ぎてしまうのかもしれません」と齊藤氏。「何よりは地元に根付いて、『サイゼリヤ』のような気軽さで使える店になりたいです」と笑う。

今後の飲食店の展開は物件との出合い次第としつつ、今年から力を入れて齊藤氏が取り組みたいと考えているのがイベントの「妖怪盆踊り」の企画・運営事業だ。仮装しながら盆踊りを楽しむという趣旨で、初回は300人も来場すればいっぱいになる福生の公園で開催したところ、想定の遥か多くの人数が訪れ、「ちょっとした地域の伝説となっているイベント」だという。ここ2年はコロナの影響で中止になっているが、今後、より規模を拡大して開催したいと考えている。「飲食店にしてもイベントにしても、楽しめることを企画して地域を盛り上げることができれば」と齊藤氏は話す。

写真左から、たるたるジャパン代表取締役の齊藤 崇氏、専務取締役の横田広之氏。店頭の懸垂幕やドリンクグラスには「IZAKAYA NEVER DIE」の文字。斎藤氏の居酒屋への思いが込められている

（取材＝大関　まなみ）

店舗データ