西小山に「nerisa（ネリザ）」がオープン。学芸大学「リ・カーリカ」など展開するタバッキで創業から8年勤めたシェフが独立、素材を生かすイタリアンと自然派ワイン

目指したのは「行く店よりも帰る店」。地元の人がふらりと立ち寄れるベッドタウンで物件探し

当初は地元である埼玉や、「美食エリアとして知られるもののイタリアンが少ない」（田中氏）という荒木町近辺で物件を探したものの思うような場所が見つからず、範囲を広げたところ見つけたのが西小山の同物件だ。「お客様の反応を見ながら料理がしたかったので、自分の目が届く10坪程度の場所でやりたかった。目指したのは『行く店よりも帰る店』。地元の人がふらりと立ち寄れるような、繁華街よりもベッドタウンが希望でした」。元もイタリアンだった同物件は12坪とやや広いものの、田中氏の思い描く物件に近い格好だったことから契約。店内は厨房を囲むオープンカウンター席と、4名以上のグループに向けたテーブル席を用意した。

カウンターが8席。お客の利用の幅を広げるため奥には4名以上から利用できるテーブル席も置いた。ゆっくりと食事を楽しむ店にしたかったのでゆとりを持った席配置だ

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