「俺が売るよ」。友人が獲るエゾシカとの出会いが、新たな道を開いた
同時に、正岡氏はハンターが抱える課題も知ることになる。ハンターの高齢化、増えすぎた鹿による農業被害、そして市場価格の安さから、獲った鹿肉の多くが売れずに捨てられているという現実…。「こんなにおいしいのに、もったいない。俺ができるだけお金に変えるよ」。そう決意した正岡氏は、2025年9月頃から個人事業としてエゾシカの卸をスタートさせた。ワインインポーターの営業という本業の傍ら、取引先の飲食店にエゾシカを提案し始めた。
その取引先の一つが、同店を運営することになるMC LINKだった。代表の遠藤靖史氏から「ちょうどいい物件が空いたから、エゾシカのアンテナショップ的な飲食店をやってみないか」と提案を受ける。当初、開業資金もなく飲食店の厳しさも知る正岡氏は「やる気は1割ぐらいしかなかった」と話すが、MC LINK側が卸事業部の立ち上げ、出資、系列店のシェフによる料理開発のサポートなど、バックアップ体制を約束。その熱意に応える形で、正岡氏は業務委託契約として店を任されることになった。

2階建ての物件で、1階が立ち飲みスペース。椅子を置く予定だったがスペースの都合で断念。しかし、かえって一体感が生まれるコミュニティの場として機能し「結果的によかった」とのことだ

2階は山小屋をイメージした木目調のテーブル席で、ゆったりと食事を楽しめる空間だ
店舗データ
| 店名 | 勝どきワイン酒場 yuk-toco(ゆくとこ) |
|---|---|
| 住所 | 東京都中央区勝どき3-8-8 105 |
| アクセス | 勝どき駅から徒歩3分 |
| 電話 | 03-5534-9556 |
| 営業時間 | 18:00〜24:00 |
| 定休日 | 日曜 |
| 坪数客数 | 約13坪 22席(1階立ち飲み10席、2階テーブル12席) |
| 客単価 | 6000〜7000円 |
| 運営会社 | 株式会社MC LINK |
| オープン日 | 2026年2月26日 |
| 関連リンク | 勝どきワイン酒場 yuk-toco(Instagram) |

















