千駄木に「ataru BAKE（アタルベイク）」がオープン。北千住「アタル」など人気居酒屋を手掛けるトーヤーマンが初のカフェを出店。柔軟な働き方の実現、人材の多様性を広げる

今後も昼業態を模索。夏には御徒町に居酒屋もオープン予定

「スタッフが増え、独立志望の人もいるが、このままトーヤーマンで長く働きたいという人も出てきた。産休を取っているスタッフもいる。彼らのためにも働く環境を整えるため、今後もカフェ以外にも定食業態など昼の業態は挑戦したい」と當山氏は話す。同時に、居酒屋だけでない多様なバックグラウンドを持つ人材を集めたいという思いもある。「居酒屋しかやっていないと居酒屋が得意なスタッフばかりになってしまうが、カフェや定食業態もやれば、また違ったカルチャーの人と働くことができる。とはいえ、当社の大事にするところは“居酒屋らしいおもてなし”なので、そこはぶれないよう焦らず着実に進めたい」とも。

また、7月には御徒町に新たに居酒屋の出店も決まっている。北千住「アタル」の蒸つくねと小皿のおばんざいをメインにした居酒屋を検討。店名は「三角」で、今後は「三角」名義での居酒屋展開もしていきたいという。

写真中央がトーヤーマン代表の當山鯉一氏。向かって左が店長の鈴木宏美氏と、右がスタッフの大附紗也氏

（取材＝大関　まなみ）

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