恵比寿に“呑めるピザ屋”「PICICA PICICA PIZZA & PASTA（ピチカ ピチカ ピッツア アンド パスタ）」が開業。パスタ1000本ノックで名を馳せた人気イタリアン「KNOCK」が新スタイルのピザ酒場を提案

ピザ前の楽しさを広めて、地域に愛される店を目指す

1月に開業して以来、ランチには近隣のオフィスワーカーで、ディナーには「KNOCK」のファンを中心に賑わいを見せている。ワーカーをターゲットに短時間で食事を済ませられるパスタランチを用意していたが、蓋を開けてみれば、ランチからお酒と食事を楽しみたい層も一定数いるという。ゆっくりとくつろげるようにテーブルなどの家具類にもこだわっているため、2つの層に満足してもらえるスタイルを模索中だ。

今後について市川氏に尋ねると「『KNOCK』が始めたピザ屋さんということで、『KNOCK』常連のお客様に多数訪れていただいているのが現状。まだオープンして2，3カ月。自分たちでもゴールできていないというところも多く、試行錯誤を続けています。“ピザ前”という新しいスタイルを浸透させ、少しずつファンを増やしていくのが目標ですね」とのこと。

「ピチカピチカ」という愛嬌のある響きの店名は、もともと市川氏が考えた創作料理の名前から来ているのだそう。弾むという意味のピチカートに由来する店名。軽やかな響きと共に地域で愛される一軒となりそうだ。

「ピチカピチカ」のスタッフ。真ん中の白いTシャツの男性がチーフマネージャーの市川 拓馬氏。スタッフの和気あいあいとした雰囲気から生まれるホスピタリティも同店の強みだ

（取材＝小田中 雅子）

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