間借りから実店舗へ！亀戸に「Crisp！（くりすぷ）」がオープン。3種類の揚げ方が選べるアジフライを看板に、フレンチや和食、酒販店の経験を持つ店主が営むワンオペ酒場

現場で結果を出し、将来は経営サポートの仕事も

オープンから2か月ほどが経過し、スタートは苦戦したもののSNSでの口コミや近隣の飲食店からの紹介で認知が広がり客足は伸びているという。石井氏は「潤沢な資金や後ろ盾のない僕が、ワンオペでも繁盛店をつくれるということをこの店で証明したい」と意気込む。営業時は手の込んだ料理を石井氏のワンオペで提供するゆえ、お客とのコミュニケーションに多くの時間を割けない。そのぶん、メニュー表には各品の素材や調理のこだわり、ストーリーまでを文章でぎっしりと記載。直接の会話に代えてメニュー表が石井氏の想いをお客に語りかけており、商品のクオリティの高さに加え、その想いがお客に伝わりじわじわと客数に反映されているのかもしれない。

そんな石井氏だが、「今はバリバリ現場に立ってますが、実は僕は料理人より経営者に向いているんじゃないかと思ってます」と話す。「今後は店舗展開よりも飲食店経営をサポートするような仕事をしたいですね。とはいえ実績がないからには始まらないので、ここで結果につなげたい」とも。

「料理やお酒よりもなにより、飲食店の雰囲気が好き」と話すオーナーの石井将太氏。休日には様々な飲食店を訪れるのがライフワークだという。ちなみに最も好きな酒はワインで「毎日ワインが飲めるくらいお店が繁盛したらいいな」とのこと

（取材＝大関　まなみ）

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