渋谷に「大人気（おとなげ）」がオープン。亡き父の夢を叶えるべく兄弟が立ち上げた「特別じゃない日に特化した、特別なお店」。トレンド感満載、渋谷らしさあふれる新名所！

目標は月商800万円。「業態より人」をモットーに、仲間とともに邁進する

友人知人や噂を聞きつけた同業者も多いが、現在は1日70～80人を集客中。深夜5時まで営業し、月商800万円を目標に掲げる。「酒場好きが集まるわちゃわちゃした感じの、グルーヴ感を大切にした空間にしていきたい。なので、店内ではあえて席をぎゅっと配置して、お客様とお客様の間に割り込んでいくような接客が生まれるような箇所もあります。そういうカオスな感じを大阪の酒場で多く見て、いいなと思ったんです」と康太氏。

同店では求人広告をかけていないにもかかわらず、ダブルワークも含むが兄弟を慕って集まったスタッフが30人いるという。「中には独立したいという子もいる。今後は彼らのやりたいことで店を作って独立支援をしていけたら。僕ら自身が規模を拡大したいという気持ちはないんです」と康太氏。健太氏は「大阪では繁盛店づくりの秘訣は『業態より人』と学びました。康太が言うように僕らは大きなことはできないけど、スタッフが生き生きと働ける店を作って、自分達の周りにいる人を幸せにできるようになりたい」と話す。

「いい意味で組織ばらない。僕らがやりたいのは『究極の自己満』。僕らはまだ勉強しなきゃいけないこともたくさんあり、親父の夢を叶えられたか？と聞かれたらまだわからない。これまでに苦労してきたことも多々ありましたが、１つ１つクリアしてきた。これからも同じように困難にも立ち向かっていけたら」と力強く語る康太氏に、健太氏もうなずいた。

写真左から兄の健太氏、弟の康太氏。同店では兄弟を慕って集まった個性豊かなスタッフが30人ほど。平均年齢は24歳、フレッシュなチームで渋谷の街を盛り上げる

（取材＝大関　まなみ）

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