「ミカン下北」に「タイ屋台999（カオカオカオ）下北沢店」がオープン。デザインリニューアルが功を奏し、坪月商90万円を達成！創業から6年、「999」の第二フェーズへ…

デザインリニューアルが功を奏し、SNSの口コミは既存店の5倍。年内あと2店舗を目指し展開を加速させる！

売上はオープンから好調な滑り出し。同店では多くのお客が写真を撮影し、既存店に比べてInstagramの投稿数は5倍あるという。新井氏の思惑通り、立地特性とタイ料理の親和性もうまくハマり、５、６月は月商1550万円を達成。メニュー構成は既存店と同様にもかかわらず、デザインをリニューアルしたことで、狙い通り店舗の価値が増幅したかたちだ。「売上は想定よりも上振れしていますね。今はオープン景気で、今後は落ち着くとは思いますが、駅前の立地から他の商業施設よりは落ち方がゆるやかではないかと予想しています」と新井氏。

「創業から今までは料理や接客といった基本部分のクオリティアップに注力し、利益構造を確立、経営体制を整えてきました。昨年からは自社農園での野菜の生産や独自の物流網の構築、一部メニューの仕込みの外注化も開始。加えてこれからＦＣもスタートさせます。今回の出店により、『999』は新たなフェーズに入った。タイ料理マーケット自体も伸びており、ここから展開を加速させたい。今年中には直営1、ＦＣ1の2店舗を出店できるポテンシャルがあると睨んでいます」と意気込む。

カオカオカオ代表の新井勇佑氏。心理学を生かした独自アプローチで飲食店を展開する

（取材＝大関　まなみ）

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