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池尻大橋に居酒屋「SANKYU本店」が開業。同エリアを中心に展開するSANKYUグループが、独自ルートで仕入れた宮崎牛とおばんざいを看板に据え、界隈の居酒屋需要を獲得する

7月1日、池尻大橋に「SANKYU本店」が開業した。運営するSANKYU(東京都世田谷区、代表取締役社長:谷口大輝氏)は、2010年に1号店となる肉バル「STEAK&BAR SANKYU」を開業。その後も同じ池尻大橋に「囲炉裏と鍋 三九」と「カラオケ&ダーツ39」を、さらに梅ヶ丘に「テッパンヤサンキュウ」といった姉妹店を展開している。今回の出店は、「カラオケ&ダーツ39」と同じビルの1階が空いたことがきっかけ。創業店の「STEAK&BAR SANKYU」を、居酒屋に変更して移転リニューアルのかっこうだ。カラオケバーとの集客の相乗効果を狙いつつ、より近隣住民への認知を深めるためリスタートを切った。


学生時代の飲食経験で受けた熱が冷めやらず、独立開業を目指す

池尻大橋駅を出て三軒茶屋方面へ玉川通りをしばらく進み、三宿交差点付近で、「SANKYU本店」と出合う。風にたなびく暖簾の中央には、何故か微笑むおばあちゃんの顔。「祖母の顔写真です。リスペクトを込めて」と、オーナーの谷口大輝氏はにっこり。言われて暖簾と見比べてみると、その表情には祖母の面影が見えるような気がする。

谷口氏は宮崎県出身。実家は、祖父・祖母の代で建設業、畜産業、不動産業など多様な事業を立ち上げ、両親がそれを引き継いだ自営業の家庭だ。9人兄弟の三男である谷口氏自身は、大学生の頃にアルバイトで飲食業を経験。卒業後は営業職に就くも、飲食の楽しさが忘れられず「自分自身の本当にやりたいことをやる」と、半年後に退職し、福岡・中洲のイタリアンバーで1年半ほど勤めた。

その後、弟と妹が東京で暮らし始めるのをきっかけに、自身も上京。「親からは半ばお目付け役のようなことを頼まれたんですね。そこで、『実家も継がなきゃいけないしなあ』といった考えが頭に浮かんで、東京でその準備をしようと思ったんです」。上京した谷口氏は、PCスキルを習得するために専門学校へ入学するが、そこでは悶々とした日々を送っていた。「営業職の時にもうっすら感じていたのですが、私自身『やらなきゃいけない』では続かない人間だということに気づいたんです。どうしても、身が入らない。でも、『やりたいこと』であれば力を発揮できる。では、やりたいことってなんだろう。好きなことってなんだろう。私にとってそれが飲食業だということに改めて気づきました」。心機一転、飲食の道を歩むことを決意した谷口氏は「WIRED CAFE」などを展開するするカフェ・カンパニー(東京都渋谷区、代表取締役社長:楠本修二郎氏)に就職。1年半ほど勤める中で、店舗経営のノウハウを学んだ。その後、独立開業に向けて本格的な準備を進めている中で出資を受け、2010年3月9日に1号店となる「STEAK&BAR SANKYU」を池尻大橋で開業。「サンキュー=感謝の意はもちろん、自分が9人兄弟の3番目ということも話題のタネにしようと、店名や開業日を39(サンキュー)にしました」。宮崎県で牧場を経営している兄から仕入れた宮崎牛を看板に掲げた肉バルで、たちまち近隣の人気店に。数年後には出資分を回収し、自社で店舗を買い取るに至った。

暖簾にプリントされた笑顔は、祖母のハツ子氏。実家の家業の創始者である祖母に向けた尊敬の意を示していて、Tシャツなどノベルティにもロゴとして使用している

店舗データ

店名 SANKYU本店
住所 東京都世田谷区池尻3-30-4 池尻三宿ビル1F

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アクセス 田園都市線池尻大橋駅から徒歩8分
電話 03-5432-9667
営業時間 18:00〜26:00
定休日 火曜
坪数客数 約10坪19席
客単価 4000~5000円
運営会社 株式会社SANKYU
オープン日 2022年7月1日
関連リンク SANKYU本店(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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