ダイヤモンドダイニングから独立！西荻窪に居酒屋「あの名店」が開業。直営店に加えてFCブランド「東京KINGうどん」など、多彩な飲食事業の展開をスタート

居抜き・路面で物件探し。「俺の」シリーズをインスパイアし多彩なジャンル展開を構想

独立1店舗目の場所は西荻窪だ。「居抜き、路面、そして家賃のバランスを基準に物件を探し、ここに巡り合った。エリアにこだわりはありませんでした」と井比氏。「やりたい業態のアイディアは常に頭の中に10個はある。そこに好条件の物件を当てはめていく考えです」。井比氏が構想するには「あの名店」の屋号で様々なジャンルの店舗展開だ。「『俺の』のように、『あの名店』ブランドでイタリアンや中華、焼鳥などを展開し、認知を広げていきたい」と話す。

今回の西荻窪の物件はもつ焼き居酒屋の居抜きだったことから、それを踏襲した居酒屋業態に。思い描いたのは「普通にいい店」。ちょうどいいつまみとちょうどいい酒。チャージやお通しはなく、単価は2500円を超えない価格設定。時期にかかわらず席の時間制限などは設けず、「いつ来ても安心できる店づくり」がモットーだ。「通年で同じサービスを提供し、売上に波のない店が私の理想です。繁忙期だけ時間制限を付けるのは店側の都合で、お客様からしたら不公平。以前、反対意見もある中で12月だろうと時間制限を設けずに営業したところ、お客様は喜んでくれて、その後のリピートにつながったんですよね」と井比氏は話す。一方、昼は「東京KINGうどん」の屋号でうどん専門店として二毛作営業を行う。この業態は将来FC展開を見越して開発したものだ。

店舗の内装には、厨房以外の客席フロアには50万円もかけず、低コストで開業。白の壁に明るい店内で「日常使いの居酒屋」を演出

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