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ワイン業態を中心に展開するHATARAKUが、初の焼肉業態「焼肉スタンド 肉と麦」を幡ヶ谷に開業。“イタリアンのステーキ”をイメージした厚切り赤身肉をクラフトビールやワインと楽しむ新提案

11月6日、幡ヶ谷に「焼肉スタンド 肉と麦」がオープンした。運営するHATARAKU(東京都新宿区、代表取締役:伊藤清孝氏)は、神楽坂で「Entraide」、四ツ谷三丁目で「Gallo」といったワイン業態、浅草でクラフトビール業態「THE DAY east tokyo」を展開。今回は伊藤氏が兼ねてから考えていた焼肉業態への初挑戦だ。厚切り赤身肉を特徴的な形状の南部鉄器の鉄板で焼いてシンプルに塩やオリーブオイルで楽しむ、「イタリアンのステーキ」をイメージした焼肉で、従来のタレ焼肉とはひと味違うスタイルを提案。同社が得意とするクラフトビールと自然派ワインといった繊細なドリンクとのペアリングを打ち出し、新しい焼肉店のカタチとしてアプローチをかける。


Human relationsから独立、イタリアンやフレンチを都内で複数展開

幡ヶ谷駅からすぐの小さな通り沿いで、煌々と輝く「焼肉スタンド 肉と麦」の開放的なファサードと出合う。「実は床材にこだわっていて。どんぐりの木の温かみを感じてほしいんです」と、オーナーの伊藤氏。木の設えが印象的な店内には、靴を脱いで上がるスタイルだ。店内は2つにゾーニングされ、奥の座席はしっかり焼肉を楽しむゾーン、手前のカウンターはちょい飲みできる立ち飲みゾーン。2つのニーズを取り込む店づくりをしている。

伊藤氏は25歳の頃に東京へ出てきて日比谷Barで3年ほど勤務。その後、同社で最初に出会った店長の誘いでHuman relationsに就職し、「銀座Desse(デッセ)」で勤務した。2012年、HATARAKUを立ち上げ、「銀座Desse」を買い取る形で独立。「利益は出ていたけれど、いかんせん店が小さかった。その後の展開を考えると人を育てるのは難しいと考えたんです」と、伊藤氏。翌年の2013年には神楽坂でビストロ「Entraide」を、翌々年の2014年には四ツ谷三丁目で炭火焼き鳥とワインの店「Gallo」を開業し、「銀座Desse(デッセ)」を閉店。さらに2015年には「Entraide」と同じビルにイタリアンワイン食堂「Terzo」(現在は閉店)をオープンするなど、独立から短期間で目まぐるしく出店していた。伊藤氏は当時を振り返り「いきなり手を広げ過ぎて売上や人材育成など、色々な面で手が回らなくなりました」と語る。2015年からは出店を控えて自社の底上げに注力した。

京王線幡ヶ谷駅から徒歩数分の好立地。夏場はファサードの窓も開放して外飲みのお客も取り込む狙いだ

店舗データ

店名 焼肉スタンド 肉と麦
住所 東京都渋谷区幡ケ谷1-33-1

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アクセス 京王線幡ヶ谷駅から徒歩6分
電話 03-6407-9833
営業時間 18:00~24:00
定休日 月曜
坪数客数 約30坪 28席 立ち飲み約20名
客単価 着席7000~8000円、立ち飲み5000円
運営会社 株式会社HATARAKU
オープン日 2021年11月6日
関連リンク 焼肉スタンド 肉と麦(Instagram)
関連ページ THE DAY east tokyo(記事)
関連ページ 炭火焼き鳥とワインの店 Gallo 四谷三丁目(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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