ダイヤモンドダイニングから独立！西荻窪に居酒屋「あの名店」が開業。直営店に加えてFCブランド「東京KINGうどん」など、多彩な飲食事業の展開をスタート

月商500万円と手堅いスタート。今後は空中階向け業態アイディアも構想中

ランチタイムの「東京KINGうどん」は、武蔵野うどんをイメージし、硬さのある極太全粒粉入りの麺を使った、ガッツリ系うどんを提供。メニューは「肉汁うどん」（普通690円～）、「天ぷらぶっかけスペシャル」（普通890円～）など。麺は工場での一括製造。既存店舗にも導入しやすいパッケージを整えている。「まずは認知拡大が優先なので最初の数店舗はロイヤリティなしで加盟してもらい、その後、ブランドが確立させたら展開に勢いを付けたい」と井比氏。

オープンから2か月ほど。11月の月商は税引き後で500万円だ。「街の特性からか、早い時間と遅い時間の飲みのお客様は多いのですが、中間の20～21時頃の集客が弱い。そこの強化と、『東京KINGうどん』のデリバリーも本格稼働させ、月商600万円までもっていければ上出来ですね」と井比氏。

今後、直営店舗は「あの名店」の屋号で、物件ありきで広げていきたい考えだ。近々でもう２店舗の出店を検討しているという。加えて、静岡で建設中の大型商業施設内のレストランのメニューとオペレーション監修が決まっている。そこまではスピード感を持って進めたところで一旦体制を整え、その後さらに展開していきたいという。「具体的には秘密ですが、空中階の物件を生かす業態のアイディアもあたためています」と井比氏。長年の飲食企業での経験を武器に、飲食業界のルーキー経営者として期待がかかる。

写真左から2番目がChange8取締役の井比政貴氏。スタッフの皆さんと

（取材＝大関　まなみ）

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