焼売×ウーロンハイの「KAMERA（カメラ）」が渋谷百軒店に開業。IT起業家と三軒茶屋「Bistro Rigole」オーナーシェフの異業種タッグによるネオ酒場

百軒店を盛り上げる店を目指す。亀谷氏は料理人として活躍の幅を広げるきっかけに

オープンから半月ほど。現在、集客は1日40人ほどで単価は4000～5000円で推移。「オープン景気で知人がボトルを開けてくれることもありますが、居心地がよいのか長居される方も多く、想定よりも1000円ほど単価が高くなっています」と目良氏。「焼売×ウーロンハイ」というコンセプトの斬新さだけでなく、実力派料理人である亀谷氏の腕が商品にしっかり表れていることが評価され、着実にファンをつかんでいる。

今後について目良氏は「百軒店の顔となるような店になれれば嬉しい。ファサードにはイマドキっぽいネオンサインを掲げるなど、あえて百軒店らしくないデザインにしています。当店が百軒店に新しい風を吹かせ、面白い街にしていきたい」と意気込む。亀谷氏は「これまでは８年にわたって一人で自分の店を切り盛りしていましたが、今回は自分一人でなく目良をはじめとするチームで店づくりに挑戦できてよい経験になりました。これを実績に今後はレシピ開発やコンサル業など、料理人として活躍の幅を広げていきたい」と話す。

写真右からgood-eye代表の目良慶太氏と、「Bistro Rigole」オーナーシェフの亀谷 剛氏。店名の「KAMERA」は、亀谷氏の「KAME」と目良氏の「MERA」をつなげた遊び心から

（取材＝大関　まなみ）

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