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渋谷に海鮮居酒屋「渋谷 きときと」がオープン。数多くの店舗でマネジメントの手腕を発揮してきた31歳の経営者が、緻密なマーケティングとSNS戦略を駆使してスタートダッシュを切る

10月8日、渋谷道玄坂に「渋谷 きときと」が開業した。運営はHENRY(東京都渋谷区)。代表取締役の横手和愛(かずなる)氏は、レインズインターナショナルの「牛角」やプレジャーカンパニーの「アジアンビストロ Dai」はじめ数多くの飲食店で店長職に就き、マネジメントを学ぶ一方、広告業にも従事。すでに広告業の方は別法人で事業を起こし、今回の出店ではその知見を活かしたマーケティングとSNS戦略で、開業前からファンの定着化に成功している。また、自身に所縁ある富山県の名産を、トレンドを意識した見映えあるメニューに仕立てて若い女性層の取り込みにも注力。店舗運営から派生する別事業の展開やパッケージ化など、新たな展開も視野に入れている。


「牛角」では10回に渡る過去最高日商の更新。プレジャーカンパニーでも実績を出すなど、マネジメント能力で才能を開花させる

横手氏が飲食業界に足を踏み入れたのは、高校生の頃のアルバイトだ。お好み焼き店、焼肉店、レストランなど、さまざまな業態を経験していくなかで、「自分の店を持ちたい」と考えるようになった。「でも実際は、高校を卒業したあとに1年間フリーター。そのあとはサッカーの専門学校に行ったんです。『まずは、今。若いうちにしかできないことをやってみよう!』と思って(笑)」。22歳の頃、焼肉店でアルバイトをしているときに知人からスカウトを受け、一家ダイニングプロジェクト(千葉県市川市、代表取締役:武長太郎氏)に就職。「Terrace Dining TANGO」の立ち上げや社員教育、オペレーション構築などに従事した。その2年後、マネジメントを身に着けるべく、レインズインターナショナルに入社。「牛角 浜田山店」では店長を務め、その店の最高日商を1年のうちに10回も更新。同社指標のランキングでも全国で1位をマークするなど、店舗運営の実力をメキメキとつけていく。横手氏は、「ここでの経験で、飲食店の数字的な結果を出すためのノウハウと自信を身に着けることができました」と、語る。

そんな中、東京・神奈川を中心に飲食業態を展開するプレジャーカンパニー(神奈川県横浜市、代表取締役:望月大輔氏)からも誘いがあり、転職。「アジアンビストロ Dai 二子玉川店」の立ち上げに参加し、同店の店長が辞職するタイミングでは店長に就任。周囲の助けを受けながら業績向上に導いた。

大通り沿いの地階に立地。地上階ではないハンデはあれど、周辺は人の流れが多いこととテラス席が外からも見えることに勝機を見出した

店舗データ

店名 渋谷 きときと
住所 東京都渋谷区円山町5-18道玄坂スクエアB1F

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アクセス JR・地下鉄渋谷駅から徒歩5分
電話 03-6455-2295
営業時間 17:00~24:00
定休日 無休
坪数客数 21坪 店内35席、テラス10席
客単価 5000~6000円
運営会社 株式会社HENRY
オープン日 2021年10月8日
関連リンク 渋谷きときと(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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