客前で蕎麦打ちをするライブ感も名物に。つまみには蕎麦と同じ出汁を使い、統一感も演出
店舗のコンセプトは「ネオ大衆蕎麦居酒屋」だ。「その場にいる人たちとワイワイしながら、ちょいとつまみを頼んで酒を嗜み、最後に蕎麦をすすって締める。“居酒屋の起源”という説もある江戸前の蕎麦屋の文化を、令和の現代に根付かせていきたくて」と、岡崎氏。伝統的な蕎麦屋の楽しみ方を提唱する一方で、蕎麦屋に馴染みのない層が気軽に店を利用できるよう、カジュアルさも加えたところが“ネオ”たる由縁だ。「一般的な蕎麦屋のイメージは中が見えにくく、入りにくい印象があります。だから、ウチは間口の広いガラス張りのファサードにして開放感を出しました。あと、グローバルダイニングのときの癖で、どうしても店の中から『いらっしゃいませ!』って声をかけたくなるんで、こっちからも外が見えるつくりにしたというのもあります(笑)」と、語る。
料理は、従来の店舗で看板となっていた焼鳥は物件の関係で扱えなかったため、代わりに日本酒とつまみを増やしたかたちだ。名物は、北海道石狩産の蕎麦粉を使った、手打ちの九一蕎麦。「〆蕎麦」(480円)をはじめ「せいろ蕎麦」(680円)、「かき揚げぶっかけ蕎麦」(980円)、「天ぷらせいろ蕎麦」(1280円)など、さまざまなバリエーションが品書きに並ぶ。蕎麦打ちは、キッチンとホールの間にあるカウンターに即席の打ち場を設け、そこで行う。お客からも目に入る場所で打ったり切ったりすることでライブ感を演出することが狙いだ。かえしにもこだわりを見せ、厚削りの鰹節を炊き、風味強めの出汁に仕上げている。この出汁はつまみにも使用し、食事全体に味の統一感を持たせる役割を担う。
店舗データ
店名 | 蕎麦前酒場 はんさむ 裏渋谷店 |
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住所 | 東京都渋谷区円山町23-10 カサテル・ムラノ1F |
アクセス | 京王井の頭線神泉駅から徒歩3分 |
電話 | 03-6783-0072 |
営業時間 | 【月~金】ランチ11:30~15:00、ディナー17:00~23:00【土日祝】11:30~23:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 14坪 23席 |
客単価 | ランチ1000円、ディナー4800円 |
運営会社 | 株式会社Scrach Kong |
オープン日 | 2021年4月30日 |
関連リンク | 蕎麦前酒場 はんさむ(HP) |
関連リンク | 蕎麦前酒場 はんさむ 裏渋谷店(Instagram) |