個性的な店鋪づくりで業界注目のだるまてんぐ(東京都渋谷区、代表取締役:八條憲之介氏)が期待の5店鋪目となる酒場「炉端肉焼 けいじ」を10月2日に恵比寿にオープンさせた。炉端焼きから中華まで美味しい要素を満載する多彩なテイストのコラボレーションと見つける楽しみをコンセプトとしている。7種類のオリジナルサワーを筆頭にお酒もまた厳選かつ多彩に揃え、個々に好きなお酒で料理を楽しむ酒場に仕上げている。
自分達が面白く、美味しいが店造りの最大のテーマ
立ち上る煙が薫製効果となり素材の美味しさと共にお酒を引き立てる炭火焼きを味わって欲しく炉端焼き業態の出店を以前より考えていた八條氏。しかし出店した「炉端肉焼 けいじ」のフードメニューに並ぶ料理は炭火焼きだけでない。常に自分達が面白くあり、美味しくあることが会社のコンセプトでありテーマのだるまてんぐ。加えどこにもあるようでいてどこにもない店造りが信条だ。湯気がたつ中華蒸籠にも挑戦したく同店では八條氏は迷わず点心もオンメニューさせた。当然ながら今回も多岐にわたるお酒の種類、銘柄まで八條氏が飲んで確かめ納得したものという。そこには売りとする看板メニューを絞り込みせずにお客自身が選ぶ楽しさ、発見する楽しさのワクワク感や体験感が美味しさにも繋がるとの思いを大切にする。
個性的な空間をデザインするのは八條氏
恵比寿西口のロータリー前に構える老舗やきとん店の隣で際立ちを見せるのがグレーの塗り壁の4階建ての同店の一棟ビル。1階のエントランスは瓦のひさしを構え、2階から4階の窓には神社をイメージさせるような飾りをつけた白木の出窓というように伝統的な和の意匠をアクセントとしている。1階はガラス越しから見える炭火の炉端を設けたキッチンとわずか5席のカウンターのみ。2階、3階、4階ともにドリンク設備と長方形の大テーブル1卓だけのシンプルな構成となっている。グレーワントーンの空間のなかに神社の建築装飾に使用する白木の飾りがユニークなインパクトを見せる内装もまた2階〜4階まで基本同じだ。この個性的な空間をデザインするのも八條氏であり、彼自身が持つ酒場のイメージや感性を反映させている。長いテーブルは空間効率もあるが美味しい時間と空間を共有し一体感を楽しむ酒場の本質をさりげなく形にしているものだ。
メニューに並ぶ料理は全てがおすすめで売りだ
目移りするような料理が並ぶフードメニューの全てがおすすめ。店名にもある炉端肉焼は「牛ホルモン焼き」(720円)、「牛ハラミ焼き」(1280円)など肉をメインに「金目鯛一夜干し」(980円)や旬の海鮮、野菜までを揃える。ほかにも刺身、肉炙り、冷つまみ、温つまみといった項目が並ぶなか新しい挑戦の焼売ワンタン。蒸籠で蒸す「豚焼売」(560円)と「海老焼売」(620円)がある。がっつり肉派には一つの鍋で牛タンとハラミに豚バラが楽しめる「焼肉しゃぶ鍋」(1人前1480円。2人前から)も。焼酎のほか紹興酒、カストリ酒などベースを変えた7種類のレモンサワー(530円〜560円)を筆頭にドリンクもまた多彩で飲みたいお酒を揃える。さらに2週間も前から前割りする「スーパーニッカ」(小690円、中1300円、大1900円)のように美味しいベストのためにどこまでも追求するのだ。
「あの店」を合言葉にした大人のたまり場を目指す
極端な話、店名は覚えなくていいという。ただあの店に行こうと言うだけで分かるような店にしたいという八條氏。今日はこんな料理を食べ、こんなお酒を飲み楽しみたいと考えた時に真っ先思い浮かぶ店、酒場としたいと考えるからだ。そこにはそんなイメージを出来る大人のお各さんが集う溜まり場にしたいという。真摯に飲食業と向き合い続け、いつも独創的な酒場を創りだす八條氏から今後も目が離せない。
店舗データ
店名 | 炉端肉焼 けいじ |
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住所 | 東京都渋谷区恵比寿南1-8-11タオスビル1〜4F |
アクセス | 恵比寿駅より徒歩1分 |
電話 | 03-6712-2990 |
営業時間 | 17:00〜24:00 |
定休日 | 月曜日 |
坪数客数 | 20坪(1フロア5坪)/47席(1Fカウンターのみ5席、2〜4F各14席) |
客単価 | 4000円 |
運営会社 | 株式会社だるまてんぐ |
オープン日 | 2018年10月2日 |