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岡山発祥のピリッと胡椒が効いた焼き鳥を提供する「神楽坂 やき鳥 ◯政(マルマサ)」待望の2号店「神楽坂 やき鳥 ◯政 恵比寿店」が恵比寿東口に12月8日オープン

恵比寿通りから一本裏路地に佇む。間口の広いファサードが印象的
店内奥のテーブル席は、自由にレイアウトが変えられるので宴会にも対応可能
強火の遠火というこだわりの焼き方でじっくり焼かれる焼き鳥
飲んだ後にほどよい量の「鶏そば」。あっさりしながらコクと甘みのあるスープが後を引く
カウンタ席越しに、代表の小野田亮佑氏

(取材=下前 ユミ)


JR恵比寿駅東口から住宅街へ向かう途中に、「神楽坂 やき鳥 ◯政 恵比寿店」が12月8日オープンする。同店は、神楽坂の路地裏で、胡椒を効かせてピリッと辛く焼き上げるスタイルの焼き鳥を提供する「◯政」(経営:モノベータ、東京都新宿区、代表 小野田亮佑氏)の待望の2号店。一般的に焼き鳥といえば、タレか塩で味付けされたものが浮かび上がるが、ピリリと胡椒が効いたパンチのある味付けの岡山県発祥の焼き鳥が存在する。気がつけば、もう一本、もう一本と手が伸びてしまうという、魅惑のスパイス仕込みの焼き鳥が同店の看板メニューだ。

代表の小野田氏は、学生時代にアルバイトから土間土間の店長代理まで任されたことをきっかけに、飲食業に興味を持ったと話す。その後、司法書士事務所に転職するが、やはり自分は飲食業が好きだと再確認することとなる。再び、オースターバーに転職し、3年の月日を切磋琢磨するうちに、独立心も確固たるものとなった。その矢先に東日本大震災が起こり、いずれ独立を考えていたが、あの日を境に決心したと振り返る。「自分の店を持つなら、東京にない面白いものを知ってもらえる店にしたかったです」と同氏。義兄に連れて行ってもらった岡山県で、ピリリと胡椒の効いた焼き鳥と出会ったときに、衝撃が走ったという。「東京の人にこの焼き鳥を食べてもらいたい」との一直線な想いから、昔ながらの風情が今も残る神楽坂に1号店をオープンしたのが2011年11月だ。

「レバー」と「つくね」以外の「焼き鳥」(190円~)は、全て辛いほどの胡椒をまとっている。この辛さによって、肉本来の旨味が引き立ち、ビールや酒を飲み進め、「やみつきになる焼き鳥」「無性に食べたくなる焼き鳥」として、神楽坂の1号店では、常連客を中心に連日賑わっている。焼き鳥のほかには品数を絞った一品料理を用意する。これは、客に店の売りである焼き鳥を食べに来店してもらうことを訴求すると同時に、仕込み仕事の多いスタッフの負担を軽減しているという。また、〆に用意される「山わさび飯」(460円)や数量限定の「鶏そば」(660円)は、他店舗との差別化メニューであり、ファン獲得に成功している。ドリンクは、恵比寿の客層と近隣の飲食店との棲み分けを意識し、ワインのボリュームの幅を持たせている。気軽さを意識して2000円台のボトルを中心に、随時ラインナップを増やす予定という。日本酒は、神楽坂同様に季節感を感じる銘柄を揃えている。

「焼き鳥は、肉質によって串の打ち方も焼き加減も変わります。美味しい焼き鳥をいつも同じように提供するために、その日に売り切れる分だけの鮮度のよい鶏肉を毎朝仕入れています」と小野田氏。ブランド鶏ではなく、鮮度に徹底し、厳選したものを毎日1本1本丁寧に串打ちしている。また、「週に1回、月に2回と気軽に来店してもらうため、客単価が高くならないようにコントロールしています」と同氏。気ままにカウンターで焼き鳥をつまみながら一杯。食事をメインにグループで楽しみたいときは、テーブル席を。目的とシーン別に使い分けられる店内のレイアウトも気軽に来店してもらうことを意識している。

1年後には、神楽坂にもう1店同業態の出店を計画中であり、今後は5店舗まで展開を考えているという。「何かひとつアクションを起こせば、すぐにお客様から反応が返ってきます。お客様に喜んでもらえたときの笑顔が目の前で見られる毎日が楽しいです」と話す小野田氏の強いエネルギーは、鮮度と旨味を追求しつつ独自性を加えた「◯政の焼き鳥」とともに、客に伝わっているのだろう。

店舗データ

店名 神楽坂 やき鳥 ◯政 恵比寿店
住所 東京都渋谷区恵比寿4-27-14 アイリス恵比寿 1階

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アクセス JR恵比寿駅から徒歩7分
電話 03-6447-7484
営業時間 月~土 18:00~03:00
日   18:00~24:00
定休日 年末年始
坪数客数 20坪 43席
客単価 3500円
運営会社 モノベータ株式会社
関連リンク 神楽坂 やき鳥 ◯政
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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