本場北海道の旬の素材を直送！鮮度のよい北の味覚を安価に提供する「北海道旬鮮浜焼ダイニング 駿 to 翔（しゅんとかける）」が8月8日、中目黒にオープン！

「故郷の味を、本場北海道の美味しさを、東京にも届けたい」という想いをそのままコンセプトにした「北海道旬鮮浜焼ダイニング 駿 to 翔（しゅんとかける）」が8月8日、中目黒駅近くにあるビルの5階にオープンした。オーナーは北海道・函館生まれの勝田 基氏。幼いころから、鮮度が高い良質な北海道の食材に囲まれ、それらを食べて育ってきた同氏は、20代のころから、その喜びを仕事にしようと、飲食店を経営することを目標に掲げていたという。一度は別の業界で就職するも、やはり若いころの夢があきらめきれないと、30歳をすぎて再チャレンジを決意し、仕事の合間に修業を重ねながら、ようやく念願の初出店に至ったという。
故郷が北海道とあり、今も道内には各地に親戚がいるという勝田氏。その“家族”のネットワークをうまく活用し、野菜・魚介ともに、北海道の旬の味覚を店に直送することで価格を抑えることに、注力している。
取材日のオススメ品は、「秋刀魚刺し」（380円）、カレイに似た大型魚の「おひょう刺し」（580円）、「大助 根室沖キングサーモン」（580円）、「ズワイ刺し」（680円）、「北海道産 ぼたんエビ」（680円）、「北海道産 板ウニ刺し」（1280円）といった具合に、その時々で届けられる食材を日替わりで出している。その他、女満別産のさくら豚をもちいた「豚バラ 塩焼き」（580円）といった肉料理や、時期によって品種のかわる“とうもろこし”「北海道産とうきび」（480円）もある。今の時期はゴールドラッシュという品種を出しているが、今後はピュアホワイトという白いとうもろこしが入ってくるそうだ。いずれの品種も「生」「焼き」どちらでも食べられるため、甘味や美味しさの違いを比較してもらうため、両調理法で提供することもあるようだ。
また、一品料理では「鮭ちゃんちゃん焼き」（780円）やテレビでも話題になった「北海道石狩川ベーコン」（780円）、「じゃがバター」も“塩辛”“明太子”“いくら”と3種用意している。さらに同店自慢の浜焼きは「ほっき貝酒焼き」（680円）、「ホタテ貝焼き」（680円）、「本ししゃも」（680円）、「氷下魚（こまい）」（480円）、「イカ一夜干し」（680円）などの王道魚介浜焼きメニューから、「とうもろこし」（480円）、「じゃがいも」（380円）、「長いも」（380円）、「にんにくホイル焼き」（580円）、「かぼちゃ」（380円）などの野菜メニューも旬のものを豊富に揃えている。これらの〆におすすめしたい「こぼれミニいくら丼」（780円）、「鮭とイクラとトロロ丼」（1200円）など5種の“ごはんもの”も魅力的だ。
アルコールはビール、サワー、ハイボール、焼酎、日本酒と一通り揃うが、「北の味覚は北の酒で楽しむ」というところから、北海道の「国稀 北海 鬼ころし」や岩手の「あさ開」などが人気のようだ。今後は日本食にあうワインの導入も検討しているとのことで、郷土色を大切にしながらも、時代に即した幅広い食の楽しみ方を提案できるよう、試行錯誤しているという。また、同店はランチも営業していて、580～880円と、この地ではかなり安い定食ものを用意。圧倒的な人気の「海鮮丼定食」（780円、上は1080円）や「本日の煮つけ定食」（780円）など、素朴なメニューを日替わりで提供、近隣で働くビジネスマンを中心に徐々にその需要が高まっているそうだ。
店名にある「駿」と「翔」は、オーナー勝田氏の双子の息子さんの名前からとったものだと教えてくれた。自分の店を通じて家族や故郷を愛し、北海道の美味を広く伝え、食の喜びを再考するきっかけとなるような店づくりを目指すという。地産東消で北海道と東京の食を活性化させようとする同店の今後に、さらなる期待をよせたいと思う。

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