ユニマットグループ出身の金井伸作氏が、青山骨董通りエリアに独立3店舗目となる“インターナショナル バー＆グリル”「FAT GROOVE（ファット グルーブ）」を12月6日オープン！

ユニマットグループ出身の金井伸作氏率いるRH GROUPのEPICURIENS（東京都港区、代表取締役：早川 徹氏）が、独立3店舗目となる「FAT GROOVE（ファット グルーブ）」を、青山骨董通りエリアの地下に12月6日オープンした。今回は、インターナショナル バー＆グリルの業態だ。 コンセプトは、ミドルカジュアルなダイニング・ラウンジ。内装は、ニューヨークの地下にあるステーキハウスを彷彿とさせるハイエンドながらカジュアルな雰囲気。プロが仕掛ける、いい加減（良い加減）のレストラン。仕掛け人は、あらゆるハイエンドな店から流行店、古典的な店までを知り尽くしたRH GROUP代表の金井氏と、飲食業界に精通するI氏の2人。 「こんな店あったらいいねというのを提案しました。でも、これが完成形ではない。スタートメニューはインターナショナルでありながら、飲食業界の方々の声を聞き、5年ぐらい掛けてパーフェクトメニューを仕上げていく。どんどん上手になるレストランを目指しています。そして、20年でも利用してもらえる遊び感覚たっぷりな気軽さを演出していきたい。永く愛していってもらいたいんです」と、代表の金井氏は話す。 実際、屋号の「FAT GROOVE」が、“いい感じのブーちゃん”という意味というところからも、遊び感覚満載だ。 ユニークなのは、オーダーバイキング制を採用している点。18時から21時の3時間は、男性2,800円、女性2,500円で、オーダーし放題となる。21時以降は、アラカルトメニューへと移行し、オーダーバイキング時のハーフポーションをリーズナブルな価格で提供する。こうして、お財布をいじめちゃいけないプライスというのを、第2のコンセプトに掲げている。飲食業界の遊び人と合わせて、近隣のアパレルスタッフや周辺の学生にも利用してもらいたい考えだ。 そして今回も、金井氏ならではのキャスティングが実現している。「龍の子」や「赤坂璃宮」で料理を学んだ岸野シェフや、東京ガスの飲食部門において総料理長を務め、EPICURIENS及び「レ・ロジェ・エギュスキロール」を率いる早川シェフといった、豪華な顔ぶれがキッチンを取り仕切る。また、1月には奥の秘密めいた小部屋で、13席の鉄板焼コーナーが、店舗内店舗としてオープンする。ここは、客単価を7,000円程度とすることで、2層のターゲットを見据えている。 おすすめの料理は、何といっても「TURDUCKEN（ターダッキン）」（一羽15,000円、18～21時は料金込み・もれなく1ポーション提供、21時以降1皿500円）。一羽丸ごと骨抜きにした鶏のローストの上に、骨抜き鴨のロースト、更にその上にターキーの一羽ローストが重なった三層のバードinバードのロースト。これは、アメリカでお祝い料理として振舞われる伝統料理だ。他にも、季節野菜8種を、クルミを練り込んだマイルドな味わいのアンチョビソースに付けて頂く「農園風バーニャカウダ」（21時以降300円）や、窯の火力でこんがりと焼いたスクラッチ生地の「イタリアンプロシュートとベビーリーフのサラダ仕立てピッツァ」（21時以降500円）、香ばしいベーコンとやわらかく炒めた玉葱をトマトソースに絡めた「スパゲティアマトリチャーナ」（21時以降500円）、豚や鶏、牛や玄界灘から毎日直送の魚介類を炭火焼にした料理（21時以降各500円）がお勧めだ。前菜のタパスに始まり、サラダ、飲茶、ピッツァ、パスタ＆ヌードル、炭火焼料理、デザートまで、本格料理が全てカジュアルなリーズナブルプライスで提供される。ドリンクも、エクストラコールドやスーパードライから、スパークリング、赤・白ワインのグラスなど、全50種が650円で取り揃えられている。 骨董通りがシャッター通りと化している昨今。店舗は、過去に3業態が入れ替わったという、レストランの居抜きだ。 「青山で遊び、青山に育てられてきた。今すっかり影を潜めてしまっている青山を、飲食業界のみんなで盛り上げませんか？！」と、金井氏。 「他にないから、一軒ぐらいあってもいい」とこうした新しい業態の店舗をオープンすることで一石を投じている。そして今後、100％洋食居抜き型の再生レストランも、続々と展開していく考えだ。 こうして、次々とチャレンジングな戦いに挑んでいく様は、さながら“金井再生工場”として、話題を集めていくこととなりそうだ。

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