湾岸エリアにニュースポット登場！印刷工場をリノベーションした施設「TABLOID」内に、工場の食堂をコンセプトとしたカフェ「OVERALL」が、3月16日オープン！

港区海岸2丁目にある、産経新聞社の印刷工場及び配送センターの再生事業で、建物のリノベーションが行なわれ、クリエイターの専用地域となる「TABLOID」が誕生。その生まれ変わった建物内に、施設のコミュニティスペースとして、THINK GREEN PRODUCE（東京都千代田区、代表取締役：関口正人氏） が3月16日、工場の食堂をコンセプトとしたガストロ「OVERALL」をオープンした。「TABLOID」プロジェクトは、産経新聞が事業主体となり、ReBITAが施設全体のトータルプロデュースとマスターリースを行なうスキームでスタートしていった。その中で、施設のコンセプトメイキングとブランディング、オペレーションでTHINK GREEN PRODUCEに声が掛かった。そこで提案したのが、NEW YORKの「SOHO」やLONDONの「South Bank」に見られる、すでにある建物をコンバージョンすることで、クリエイターの発想を刺激し、新たなモノを創造していく創作の場を再現しようといったもの。こうして、印刷工場のアーカイブ機能を果たしながら、クリエイターを集積することで、新たなメディアとして発信基地を担う場所が、東京の湾岸エリアにも登場した。そのプロジェクトコンセプトを一つの言葉に落とし込んだのが、施設名となっている「TABLOID」だ。この施設において、カフェの「OVERALL」は、クリエイターが集い、リアルな場所で人と人とが繋がることによって、創造性をより喚起させる機能を担っている。また、このカフェが、施設のインフォメーションデスクやコンシェルジュ的な役割も果たし、施設にとって一石二鳥とも三鳥ともなりうる機能を目指す。コンセプトは、"工場の食堂"。スタッフは名の通り、作業着を意味するオーバーオールに身を包み、ゲストを迎える。元工場のインダストリアル感を残した店内には、大きなウッドテーブルを配し、大人数で楽しめるように配慮している。また、ここでは働く人が一日の疲れを癒せるような、健康的でボリュームのある、フレンチベースの料理がメインとなっている。ガヤガヤと元気の出る空気感の中、ビールやワインが楽しめる。「あそこのあの料理がどうしても食べたい」とリピートしてもらえるよう、「原価率が高くなっても、こだわった物作りに徹底する」という。「ファンをつくることは、そういった店舗の日々の努力が不可欠」と代表の関口氏は語る。お勧めメニューは、パワーフードの代表格であるフレンチスタイルのステーキフリット「OVERALLステーキ」（200g 2,500円、400g 4,000円）や、シグネチャーメニューともなっている辛さが特徴の「手羽先のからあげ」（4p 600円、8p 1,200円）。また、フレンチの定番メニューである「パテ・ド・カンパーニュ」（600円）や、日替わりで楽しめる「今日のキッシュ」（650円）、「今日のパイ」（650円）も自信の一品。ビールは、S（480円）・M（700円）・L（1,000円）とサイズが選べ、全てジョッキで提供することにこだわり、醍醐味を味わってもらう。ワインは、ワシントンの「Charles Smith Wines」から「HOUSE WINE」をセレクト。ソムリエをお店に常駐させながら、高級感を打ち出さず、カジュアルに演出している。THINK GREEN PRODUCEの今後の展開は、飲食店やリテール・音楽など複合コンテンツを織り交ぜた業態で、年内の実現を視野に入れ、3件ほど開発中とのことだ。外部の才能溢れるブレイン達とのコラボレーションも、見所の一つ。今後も、建築プロデュースのプロ集団として、不動産の側面から飲食店経営に乗り出していく方針だ。こうした不動産開発の観点から作られた飲食店というものも、今後の飲食業界において、新しい存在感を放っていくことだろう。

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