カームデザイン金澤氏自らが出店する初の店舗。4月1日大阪堀江に２店舗同時オープン！

4月1日、ダイヤモンドダイニングを始め、数々の飲食店を手掛ける人気デザイナー、カームデザイン金澤氏自らが、自社で手掛ける店舗を、2店舗同時オープンした。デザイナーとして関わってきた過去の経験や実績、ノウハウを存分に活かし、声や人、料理のシズル感など、お店に関わる空気感全てをデザインした、金澤拓也氏の想いのこもった店舗となっている。場所は、大阪堀江。繁華街からは少し離れ、近くに大きな公園があり、セレクトショップが点在する和やかな住宅街。角地に建つため、2店舗の入り口は別、実は店内で繋がっているという、面白い仕組み。一店舗目の「ホリエテッパンバール」は、鉄板料理のパフォーマンスが楽しめる小皿料理中心のバール。料理は和洋折衷、色々な種類をそろえる。「牛串」「鶏串」「豚串」「ベーコン串」（各180円）をはじめ、「アンチョビキャベツ」（280円）や、「とろ～りグラタンのチーズお好み焼き」（480円）、「豚バラステーキのとんぺい焼き」（380円）など、180円～580円までの価格帯が中心となっている。二店舗目の「しろワイン酒場 コンロ」は、立ち飲みスタイルの白ワイン専門店。金澤氏は、一日2本～3本ペース、年間にして800本もの白ワインを飲むほどの、白ワイン通。業界で、日本の白ワインに注目が集まっている折もあり、「悩みましたが、とにかく白ワインが好きなので、どうせ自分でお店をするなら、白ワインを極めたお店にしようと・・・」と、金澤氏。自ら山梨の農家に出向き、交渉、直接買付に成功。120種類のワインを揃え、そのうち100種類が白ワイン、日本のワインは40種類にも及ぶ。また、料理にもこだわりがある。白ワインに合う料理・・・という事で試行錯誤した結果、日本の伝統である漬物をアレンジ。漬物+肉、漬物+魚介などの組み合わせを、目の前のコンロで調理する。ミニフライパンで炒めるため、そのまま提供するというスタイルで、提供時のインパクトもあり女性にも好評。そして、金澤氏が何よりこだわったのが、店舗のデザインで勝負するのではなく、人で勝負できるお店、料理のシズル感やお客様、スタッフの声で作り上げていく、居心地の良いお店、という点。どうしても、箱だけのデザインでは、完璧な空気感を作れない、という考えから、人を通してのサービス面には徹底的に重きを置いた。店舗のデザインやお店の造り以上に、スタッフのサービスや元気さ、お客様の楽しい会話、笑い声、料理のシズル感など、お店に流れる空気感を大切にした。「突き抜けろ！！」をテーマとした、裏の接客マニュアルを用意し、「金儲けを考えるな！」「バカになれ！」「楽しさを与え記憶に残れ！」などをはじめとする、サービス5カ条を徹底、気さくでありながらも、臨機応変に対応できるきめ細かいサービスを徹底したお店を目指す。POSレジもお客様一人ひとりの顧客情報のABC分析ができるものを導入し、売上の5パーセントは自由にサービスに使って良いものとし、スタッフに判断を任せる方針。それぞれ個人に合ったきめ細やかなサービスに加え、店舗の居心地の良さ、お手頃な価格帯など、全てをデザインしたお店に、常連客がどんどん増えそうだ。

店舗データ