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トップシェフ・山本秀正氏が監修する「Gastro Bar HY TOKYO」が六本木で放つ新たなレストランシーンとは

空間により広がりや抜けを感じられるよう、フロアの前面はガラス張り。手前のアプローチにはテラス席も
エントランス付近にあるコの字型のバーカウンター。木の素材使いが温かみある雰囲気を演出
艶っぽいダイニングシート。グッと照明を落としてプライベートが守られるような造りに
鮮やかなソースが目を引く、カプレーゼはサラダ仕立てで。トマトもチーズも食材選びには店のこだわりが
ロゼ色に焼き上げるメインディッシュの一品、子羊背肉のロースト。ローズマリーの香りを添えて
同店を監修する、国内外で活躍するトップシェフ・山本秀正氏

六本木交差点からほど近い路地裏に、世界を舞台に活躍するシェフ・山本秀正氏が監修するダイニング「Gastro Bar HY TOKYO」が3月1日にオープンした。運営はessence(東京都港区、代表取締役 末吉 靖二氏)。この界隈は、日付を跨ぐあたりから活気を見せるバーやクラブがひしめく一角だが、そのような街の雰囲気からは一転、レストランとして独立した世界観のあるファインダイニングが新たに誕生した。シックで品良く、それでいて緊張感を緩和させる心地よさを併せ持った食事空間。アペリティフからディナー、ミッドナイトの利用まで、シーンや用途に合わせた使い方ができるよう店内はカウンター・ダイニング・個室と3タイプのシートから成る。落ち着いたトーンのライティングで、ウォーミングなウッド調をベースにした内装デザイン。エントランス外のアプローチにはテラス席を配し、店内とは異なる開放感を演出している。

山本氏はヨーロッパでの修行を経て東京でキャリアをスタートさせるが、2年後には活動の場をアメリカに移す。28歳の時にはすでに、米国大統領就任晩餐会を総料理長として取り仕切るなど若くしてその頭角を現し、2005年、マンダリンオリエンタル東京のオープンに合わせ、初代総料理長就任のために凱旋帰国した。現在では、日本・東京をはじめ、シンガポール、マニラ、マカオ、ドバイ、ジャカルタなど各国に自身が手がけるレストランを有するグローバルトップシェフの一人である。そんな山本氏が今回監修した同店では、「ガストロノミーをより身近に感じてもらえるように」と小皿料理=タパスを20種以上と充実させているのがひとつの特徴だ。

例えば、「トリュフづくしのフレンチフライ」(520円)、「フォアグラのサクサクコロッケ トリュフソース」(1200円)、「A5 和牛のローストビーフとトリュフのピンチョス」(700円)といった具合に高級食材を取り入れながらも、「ワインや好きなお酒に合わせていろいろと楽しめるように」と1500円以下のリーズナブルな価格設定。糖度8.0度を越えるロッソトマトや国内最高峰といわれる北海道産四元豚、神威豚なども用いられ、食材選びのこだわりがさりげなく垣間見える。ポーションは小さくとも一つひとつが「料理」として完成されており、食べる愉しみが凝縮されているところはやはりレストランとしての手仕事なのだ。一方、食事目的で訪れる客にむけたメインディッシュは「活オマール海老のウニたっぷりグラタン仕立て」(5400円)や石見牛、佐賀牛の和牛ステーキほか、同店以外で味わうことのできない「丸ごと雛鳥のグリル HYスペシャリテ」(5800円)などがアラカルトで食べられたり、タパス、魚・肉料理、デザート、カフェをコース仕立て(4品/5500円、5品/7500円)でオーダーも可能。今後はガストロノミックなカツサンドやたまごサンドなど、深夜帯の小腹を満たす大人の好奇心をくすぐるメニューも開発予定なのだとか。

ドリンクは、春を予感させる「桜のジントニック」(850円)や、好きな人にはたまらない「パクチーのモヒート」(1200円)、パスティスをきかせた「アロマティックミモザ」(1100円)などのオリジナルカクテルがノンアルコールも含めて豊富にオンメニュー。シャンパン・ワインリストも厚く、食前・食中・食後酒はひと通り揃い、どんな客の好みにも柔軟に対応できる充実ぶり。

時間帯や座るシートによって様々な表情を見せる同店は、店使いの上手な遊び慣れた大人にこそ、その良さや魅力が伝わるはず。フィンダイニングが少ないこの特異なエリアにおいて「Gastro Bar HY TOKYO」がどんな存在感を放ち新たなレストランシーンを生み出していくのか、期待を寄せずにはいられない。

(取材=小野 茜)

店舗データ

店名 Gastro Bar HY TOKYO
住所 東京都港区六本木3-13-14ゴトウビルディング3rd 1F
アクセス 地下鉄 六本木駅より徒歩1分
電話 03-6455-4157
営業時間 17:00〜05:00
定休日 日・祝日
坪数客数 60坪・90席
客単価 5000円
運営会社 株式会社essence
オープン日 2017年3月1日
関連ページ Gastro Bar HY TOKYO(HP)

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