「Bar 333（バートリプルスリー）」が好調のKING COBRAが、2号店となる「Standing Lounge 333 Ginza（スタンディングラウンジトリプルスリーギンザ）」を銀座8丁目エリアにオープンし話題

新橋駅から徒歩3分、銀座駅からも徒歩5分の外堀通り沿いのビル地階に「Standing Lounge 333 Ginza（スタンディングラウンジトリプルスリーギンザ）」が、2015年8月18日にオープンし、話題となっている。経営するKING COBRA（キングコブラ、東京都中央区、代表取締役 大島健司氏）にとって、同ブランドの展開は2店舗目となる。店舗のコンセプトについて、大島氏は「当店では、大型モニターやDJブースをはじめ、個室やカラオケも完備しました。しかし当店は、クラブでも、立ち飲みバルでもありません。ヨーロッパのパブのように、空間を通して、お客様同士のコミュニケーションが弾む場になればと考えています」と語る。

2013年5月9日にオープンした1店舗目の「Bar 333（バー トリプルスリー）」も、同じ外堀通り沿いのビル地階にある。現在1号店は、入店時に1枚333円のチケットを男性3枚、女性2枚以上購入する手軽なスタイルなどが受けて、行列の絶えない人気店となった。2号店の出店の背景について、大島氏は「お蔭さまで1号店は、さまざまな場面でご利用いただき、銀座の街に新しいシーンを演出することができました。しかし行列ができるほどの盛り上がりの裏で、入店できなかったお客様がいるのも事実です。そのような方が、二度目に来店されることは少ないでしょう。1号店の徒歩圏内に2号店を出店することによって、より多くのお客様に楽しんでいただけるようにしていきたいです」と話す。現在、1号店の混雑状況を見て2号店に足を運ぶ方や、チケットが両店で利用できるため2つの店を回遊する人も多くいるという。

また2号店には、1号店の運営で培ったノウハウが、数多く生かされているそうだ。中でも大きく変わったのは料理である。その狙いについて、大島氏は「同店では、よりアルコールを楽しんでいただけるように、料理にも力を入れました。店舗自体も1号店より広い空間になっています。おいしい料理とお酒で、居心地よく過ごすことができるでしょう」と説明する。この他にも、大人数での利用を取り込むため個室を作ったり、女性のお客様の利便性を高めるためトイレやロッカーを増設したりした。2年半の1号店の運営で養われた知見を生かして、2号店では違う魅力を打ち出していく。

100種類以上が揃うドリンクは、ビールやカクテル、ワイン、焼酎、ウイスキーなど、幅広いジャンルの飲み物が1チケットでオーダーできる。またフードについては、20種類ほどラインアップされており、「ミックスナッツ」（333円）や「ポップコーン」（333円）などの手軽な料理はもちろん、フレンチ出身の有名シニアソムリエがプロデュースしたメニューも並ぶ。「南仏産ダフィノワ（じゃが芋のグラタン）」（333円）や「南仏産オリーブ盛り合わせ」（333円）などのチケット1枚で注文可能なメニューをはじめ、「仏産ミラベルとフォアグラのココナッツダクワーズ仕立て」（999円）や「フォアグラ・ド・カナール」（999円）、「仏ヴァンデ産ルジエの鴨の砂肝コンフィ」（999円）などの3チケットでオーダーできる本格的なメニューまで揃う。

今後のビジョンについて、大島氏は「10店舗体制を目指して、ターミナル駅を中心に出店を続けていくつもりです。まだ多くのエリアで、当店のようなコンセプトを持った店舗のニーズがあると考えています。より多くの方に、空間を通したコミュニケーションの場を提供していけたらいいですね」と話す。銀座に新たなコミュニティスペースを作り上げることで、これまでにない価値を同エリアに提供してきた「Bar 333」と「Standing Lounge 333 Ginza」。そのインパクトは大きく、他のエリアでも出店が歓迎されていくことだろう。現在、次の出店エリアとして、恵比寿を検討しているそうだ。今後の展開から、まだまだ目が離せない。

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