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東急東横線・田園都市線沿線の神奈川エリアにドミナント展開しているファンクリックスが、都内初となる「CRAFT BEER KITCHEN 自由が丘店」を2015年9月17日にオープン。20タップのクラフトビールと有機野菜メニューが好評

地下階だが明るく、店内が見渡せるガラス張りのエントランスは、女性1人でも安心して入れる。正面の壁に並ぶ20のビアタップは圧巻
ブルックリンをイメージした内装は、カジュアルさと程よいリラックス感もあり、幅広い客層にマッチする
日替わり野菜で提供されるヘルシーな「フレッシュ野菜のバーニャカウダー」やビールに合う「自家製香草入りボイルソーセージ マッシュポテト添え」、「スモークとチーズの盛り合わせ」とマスカットピルスナー(左)&アンバーエール(右)
NYブルックリンをイメージした壁を背に代表の木月浩平氏

(取材=玉井 由希子)


スイーツの街として知られる自由が丘。洒落たカフェやフレンチなども多数あるが、和食からエスニックまで幅広い飲食店も立ち並ぶ。その自由が丘に初めてとなる20タップのクラフトビール専門店「CRAFT BEER KITCHEN 自由が丘店」が昨年9月17日にオープンした。経営は、「餃子酒場 ROCCOMAN(ロッコマン)」(日吉)や「ビストロ グレーヌマルシェ」(野毛店、綱島店)、「水炊き 炭火焼鳥 灯」(新丸子店)など9業態12店舖を展開しているファンクリックス(東京都目黒区、代表取締役:木月浩平氏)。同店舗は、2015年1月オープンの「CRAFT BEER KITCHEN たまプラーザ店」に続く同社のクラフトビール業態2店舗目となる。代表の木月氏は、不動産会社や大手人材派遣会社に数年間勤務した後、学生時代からの夢であった起業を飲食業で実現するために、2009年に自身で会社を設立する。当時、同氏が在住していた武蔵小杉周辺は大規模な再開発が始まり、タワーマンションの建設ラッシュに伴い住民は急増したものの、周辺の飲食店は少ないという状況だった。そこで、地元密着で地元の人々が利用しやすい業態の飲食店を開業、その後、東急東横線・田園都市線沿線などの神奈川エリアを中心に様々な業態店舗をドミナント展開し、現在に至る。

「我々は、街の付加価値を創造していくことを使命とし、従来の飲食店の枠にとらわれない独自の業態開発をすることをモットーにしています。ですから、業態云々よりも、そこに必要とされているものを提供してきました。クラフトビール業態を手掛けることになったのも、たまプラーザに元々あったクラフトビール店が売りに出ていて、地元のお客さんに愛されていた店だったので、そのまま引き継ぐ形を取りました。ビールに精通していたスタッフも継続雇用しました」と話す木月氏。社名のファンクリックスは、fancy・create・fixからの造語で、同社のビジネスモデルの理念として『自由な発想を創造し、その場所に合う様に調整し提供する』といった想いが込められているという。まさにそれを具現化したのが、同社のクラフトビール業態店である。2号店の所在地である自由が丘も、意外ではあるが、気軽に種類豊富なビールを飲める店はこれまで皆無だった。地元住民にとっては、自由が丘での外食を楽しむ際の新たな嬉しい選択肢が広がった。店内は、レンガやタイルを基調としたブルックリンを思わせる洗練された雰囲気にし、天井にはシーリングファンや大き目のペンダントライトを配置、居心地のいい大人の社交場を提供している。2~4名用のテーブル席や、ゆったりと食事可能なソファー席も店内奥に完備し、仲間やファミリー、カップルにと様々な用途に使用できる。

入口正面に並ぶ、自由が丘界隈では最多と言われる20個のビアタップは実に圧巻。同店お薦めのクラフトビールは、季節ごと、日替わりで入れ替わるが、取材当日は「ブルームーン ベルジャンホワイト」「ヤッホーブルーイング よなよなエール」「COEDO 毬花」「志賀高原ビール IPA」などをはじめ20種類がライナップしていた。グラスサイズは「Sサイズ(270ml)450円~/Mサイズ(380ml)650円~/Lサイズ(473ml)850円~」となっている。そのほか、フレッシュトマトを使用したリッチな旨味を味わえる「トマト農家で飲んだ贅沢レッドアイ」(600円)や、カシスの甘酸っぱさとビールの苦みがベストマッチな「甘酸っぱいベリーカシスビア」(600円)などのビアカクテル、オーガニックワインなどのアルコールも揃える。

料理は、オーガニック野菜や契約農家の野菜をふんだんに使う。野菜本来の甘みを感じられる「フレッシュ野菜のバーニャカウダー」(1300円)や、注目度の高い話題のスーパーフードを使用したほんのりスパイシーなペースト「スーパーフードひよこ豆のフムス」(500円)など女性に嬉しいメニューが多数揃う。もちろん、ビールに合うフライ系メニューも充実。看板メニューのオリジナルフライドチキン「CBKチキン」(780円)は更にバージョンアップし提供しているという。ランチは、野菜中心のへルシーメニューを揃え、サンドイッチセットやパスタセットなどその日の気分でチョイスが可能だ。

「『CRAFT BEER KITCHEN』や『餃子酒場 ROCCOMAN』などは、ブランドとして確立していきたいですね。東横線沿線で目黒区などにも展開を考えていますが、一番大切なのは人材だと思います。自主性と自立心を持ったスタッフが育ったタイミングをみて拡大していきます」と今後の展望を語る木月氏。掲げるモットーを具現化し、さらに邁進していく同氏に大いに注目していきたい。

店舗データ

店名 CRAFT BEER KITCHEN 自由が丘店
住所 東京都目黒区自由が丘2-9-6 Luz自由が丘 B1F

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アクセス 東急東横線・東急大井町線 自由が丘駅より徒歩3分
電話 03‐5726‐8624
営業時間 11:00~24:00
定休日 不定休
坪数客数 26坪・55席
客単価 ランチ1300円、ディナー4500円
運営会社 ファンクリックス株式会社
関連リンク ファンクリックス(HP)
関連リンク CRAFT BEER KITCHEN 自由が丘店(FB)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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