トルティーヤは2種から選べるタコス、魚は鮮度を生かしレアな食感で
「Splice」が提供するのは、岡部氏が探求の末にたどり着いた「ジャパニーズタコス」だ。メキシコの伝統は守りつつ、日本人の舌に合わせたオリジナルのタコスを用意する。
ラインナップは定番が4品。豚肉をラードで5時間かけて煮込む「カルニータス」(605円)や牛肉の「スアデロ」(660円)など、どれも手間と時間をかけて丁寧に仕込む。目指すのは、スパイス油分が前面に出る現地のスタイルとは一線を画す、シンプルでワインにも合う味わいだ。加えて季節替わりを1品、魚のタコスを用意。取材時は「佐島マグロのフライ とうもろこしのタルタル」(660円)。マグロは衣をつけて揚げるが、中はレアな状態で仕上げる。「メキシコでは生魚を食べる習慣はあまりないので、魚は揚げて火入れした魚を包むのが一般的。そこで当店では、生で食べられる日本の魚介を活かし、生や半生のコンフィで提供しています」と岡部氏。「日本の鮮度だから食べられる表現」を追求している。
生地であるトルティーヤにもこだわり、メキシコ産のトウモロコシ粉、マサ粉を使ったしっとりとした生地と、もちっとした食感と香ばしさが特徴の北海道産そば粉を使った2種類から選べる。
タコス以外には定番商品と月替わり商品を用意。定番には、自家製トルティーヤを使った「スパイスカルニータスナチョス」(1188円)や「アスパラとアボカドのワカモレディップ」(968円)に、「BBQポークケサディーヤ」(1188円)、「チポトレとセミドライトマトのポテサラ」(803円)、「エビとスパイスのフリット~自家製タルタルとサルサメヒカーナ~」(1188円)など。「鎌倉野菜のサラダ」(M858円、L1078円)など、鎌倉ならではの素材を取り入れたものは、鎌倉外から訪れる目的客に喜んでもらう意味合いもある。
月替わりはその時の旬素材を使用し、イタリアンの要素も織り交ぜたワインにも合う小皿前菜が揃う。取材時は「ケンサキイカとオクラのセビーチェ」(1408円)や「ヤングコーンとカマンベールチーズの春巻き」(1254円)など。月替わり商品にも注力することで、地元の人に繰り返し来店してもらいたい狙いだ。

タコスに添える2種類のサルサも自慢。緑の「サルサ・ベルデ」はわさび菜を使い、青臭さを抑えてさっぱりとした風味に。赤い「サルサ・ロハ」は、唐辛子を多用する伝統的なレシピではなく、ローストした柑橘をベースにフレッシュさを打ち出す。これらも日本人の舌を意識した味わいだ
店舗データ
| 店名 | Splice Kamakura(スプライス カマクラ) |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県鎌倉市御成町10-15 |
| アクセス | 鎌倉駅から徒歩3分 |
| 電話 | 046-738-8729 |
| 営業時間 | 11:00~15:00(LO料理14:00、ドリンク14:30)、17:00~22:00(LO 21:30) |
| 定休日 | 水 |
| 坪数客数 | 7坪18席 |
| 客単価 | ランチ1500〜2000円、ディナー5500〜6000円 |
| オープン日 | 2025年10月25日 |
| 関連リンク | Splice Kamakura(Instagram) |

















