阿佐ヶ谷に「克ッ 阿佐ヶ谷」がオープン。焼鳥と刺身がウリの王道居酒屋、居抜きの低投資開業で「間違いない」店づくりに原点回帰

今後もこの“原点回帰スタイル”で「失敗しにくい」独立支援も視野に

オープンから2か月ほど。近隣の30代40代を中心に、その上の層が訪れることもあり、落ち着いた雰囲気だ。まだまだ様子見といったお客が多く現在の単価は4000円ほどだが、今後は5000円程度に伸ばしていきたいという。「阿佐ヶ谷は外からわざわざ来る街ではないですが、飲む人はいっぱいおり、今のところ客層は狙い通り。既存店『恵比寿サウナー』は20代前半の女性が中心となっており、その差がすごいです(笑)。そうしたトレンド感ある店もいいけど、長く続く店を考えて今回はこのスタイルにしました。このまま真面目な商売を続け、今来ていただけるお客様にリピーターになってもらえれば、おのずと単価も上がってくるだろうと考えています」と高橋氏。

今後も出店の際はこの原点回帰スタイルを考えているという高橋氏。着実な成長ができる店をゆくゆくはスタッフに譲渡し、失敗しにくい独立の支援ができれば、とのことだ。

写真左が151-A-RC代表の高橋 賢氏、後列が店長の小磯康浩氏、右が和食出身で魚の扱いに長ける長谷川由羽氏。高橋氏は通信事業の会社を立ち上げたのち、そこで得た資金をもとに2005年に飲食店を創業し、様々な飲食店を展開してきた。現在運営する下北沢「克ッ 下北沢」は13.5坪で月商700万～800万円と絶好調。渋谷の「道玄坂バル 克ッ」も安定的に利益を出しているという

（取材＝大関　まなみ）

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