「渋谷ニッカ」が開業。渋谷「酒場きんぼし」、学芸大学「びゃく」に続くマルホ3店舗。「あふれる野菜」をテーマにおばんざいや野菜のしゃぶしゃぶ、わっぱめしがウリの大人の居酒屋

個室も配備し新たなニーズを獲得。回転よりも単価重視で「酒場きんぼし」とも棲み分け

オープンから1か月ほど。20代の若い人からサラリーマンまで客層は幅広いが、今回は同社にとって初となる個室を配備したことで、新たな需要を獲得できているという。「渋谷の企業の飲み会で個室を利用してもらうことが多い。店としてもテーブル席で回転させるよりも、個室にて1日1組限定でゆったり過ごしてもらえれば、単価が取れるしオペレーションの負担も少ない。お客様からしても時間を気にせずくつろげる。特に最近は会社の飲み会で二次会に行くことが減っているようなので、その点でも時間制限がないのは喜んでもらえるようです」と池上氏は話す。

大衆酒場で単価5000円程度の「酒場きんぼし」に対し、「渋谷ニッカ」は地下の隠れ家立地でゆったりと過ごせる雰囲気で単価5500～6000円とうまく棲み分けを図り、ますますこの「マークシティ裏」で存在感を強めていく。

「今後もやりたいことはたくさんある」と、マルホ代表の池上善史氏。地方出店にも興味があるという

（取材＝大関　まなみ）

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