代官山に「TOKI 永季」がオープン。日本の四季や文化を表現するお茶割りやカクテル、ユーモアある発想から作ら れるフード、「初めて出逢う美味しい」がある場所。20代バーテンダーが提案する新しいバーの形

カジュアル使いから団体、お忍び客、インバウンドまで幅広く集客

オープンから約半年。2フロアのうち1階はカウンターメインでの気軽な飲み利用に、女将である生本宣子氏が切り盛りするB1階は団体やお忍び客に好評だ。特に対策はしていないもののインバウンドの来店も多いという。「思ったよりも早く軌道に乗せることができました。紹介制でゆっくり営業していく予定でしたが、予想以上に来店があるので、これからプロダクト＆サービス両面で磨きをかけていきたい。そうしたら、もっといい店にできると思います」と鈴木氏は笑顔を見せる。「アメリカ西海岸などのバーでは、個性的なファッションやタトゥーのバーテンダーがカジュアルでフランクな接客をしながら、一流のクオリティの商品を提供していて格好いい。そういった海外のバーの要素を取り入れながら、自分たちらしいバーのかたちを模索していきたい」とも。雰囲気がありながらもカジュアルに楽しめる同店は、お客からは「ちょうどいいバランスの店だね」との声をもらうという。

今後は店のさらなるブラッシュアップに加え、料理やバーテンダーのコンペティション等にも参加し、賞を狙いたい考え。コラボイベントも積極的に開催し、同店を「ゆるぎないブランドに育てたい」とのことだ。

写真左が鈴木 新氏。バーテンダーの技術はほぼ独学で学んだという。右はシェフの千葉拓哉氏。辻調を卒業しフレンチの料理人、レストランサービス経験もあり、フードの開発を担当する。ほか、数名の鈴木氏と同世代の仲間たちで店を切り盛りする

（取材＝大関　まなみ）

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