炉端焼きやビストロを展開する「絶好調」グループの新たなチャレンジ！ 西新宿にオープンした行列ができるカフェバル「Caldo（カルド）」

新たなチャレンジは始まったばかり。今後はイタリア出店目指し準備中

「Caldo」では調理にセントラルキッチン方式を取り入れ、豊富なメニュー数に関わらず仕込みの手間を減らすなど合理的なオペレーションを行っている。絶好調では2022年にセントラルキッチンを導入。遠田氏はキッチンの立ち上げにも携わった。その際、心掛けたのが「これがなくなったら、もっと現場が時間をうまく使えるとか、出勤時間１時間遅らせられる」ことだという。提供する料理などの質を下げることなく、現場での負担を減らし、ここで働きたいと思ってもらえる会社にすることが最大の目標だ。「人ありきの会社なので」と遠田氏はきっぱりと話してくれた。

1月オープンして以来、3月の売上は18坪で650万円と好調だ。「まだまだ、今は立ち上げ期間というのもあり、これからもっと売上が伸びていくビジョンがあります。店のオペレーションに関しては、すでに出来上がっているので、今後はF C展開のような形での他の企業などに同じような業態で出していただけることを目指しています」と遠田氏は話す。絶好調グループでは、目下イタリア進出を目指して準備中という。ヨーロッパ出店で得た知識や経験が「Caldo」に反映されることもあるだろう。絶好調の新たなチャレンジを見守っていきたい。

洋食部門 総料理長の遠田 拓海氏。「Caldo」でおいしいコーヒーを出すために、自ら店舗責任者と共にバリスタの研修を受け、資格を取ったのだそう。細部までこだわる店舗づくりが繁盛店へと繋がる

（取材＝小田中 雅子）

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