中目黒に「kosamme（こさめ）」が開業。恵比寿「amme」「sqall」に続く新店舗は、小皿おばんざいと土鍋ごはんの居酒屋。「飲食業界の常識をぶっ壊す」働き方改革も推進中！？

証券会社の営業マンから飲食へ。社員も7人となり３店舗目を計画

都内有数の桜の名所として知られる中目黒の目黒川沿い。ハイシーズンが始まろうとする3月29日、川沿いから1本入った裏路地に「kosamme」はオープンした。

運営の志成NEXTは、野村証券の営業マンから飲食業界に転身した佐藤廉也氏が創業。2021年９月に恵比寿に「amme」を、続いてその至近に2022年９月「Sqall」をオープン。現在、社員は7名を抱えるまでになり「次なるステージが必要」と昨年春ごろから物件を探していた。当初は恵比寿で検討するものの希望する物件が見つからず、中目黒の同物件に出合う。駅から徒歩５分の人通りの少ない路地裏の空中階だ。「今回、店長を任せる横田は独立志望。店をつくって軌道に乗せるまで、難しい場所にチャレンジした方が実力がつくと考えました」と佐藤氏は話す。

横田氏は、ご当地居酒屋で知られるfun functionに新卒入社し、5年弱在籍した後に同社に入った。「fun functionでは既存業態の新店舗の立ち上げも経験してきましたが、今回は本当に業態をゼロからつくりあげるので苦労しました」と振り返る。

目黒川沿いから1本入った閑静な路地裏のビル3階、目的性の高い立地だ

博多の繁盛店を巡って得たインスピレーションをもとに、デザイナーとつくりあげた空間。店の主体となる曲線のコの字カウンターがやわらかな印象を与える。奥には4人がけのテーブル席も配置

店舗データ