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既存の価値観をくつがえし、独自のセンスで新しい日本酒の楽しみ方を提案する「Sake bar KoKoN(古今)」が高円寺にオープン!

東京・高円寺に、選りすぐりのニッチな日本酒と相性の良いつまみを、洗練された空間でじっくり堪能できる「Sake bar KoKoN(古今)」がオープンしてまもなく4か月(2023年12月8日開業)。オーナーの大森健司氏は、ユニークな経歴の持ち主。航空整備士を養成する専門学校出身だが、映画で観たヘアメイクの技術に惹かれ、美容部員に方向転換。その後、独立をめざして渡ったアメリカの地で、日本酒の魅力にどっぷりはまり、自身の店を開業するに至った。豊富な日本酒の知識と食のサービスに対する独特の感性は、NYやブルックリンのレストラン、現地にある日本人オーナーの寿司店で、外国人を相手に磨いてきた。


NYの日本食レストランで、ウェイターとして日本酒をサーブ

ヘアメイク業界で4年間の美容部員生活を送り、フリーランスを目指して2014年にNYへ向かった大森氏は、メイクアップの仕事の傍ら、日本食レストランでウェイターとしてアルバイトを始めた。ドリンクメニューの中には日本酒があり、現地でも人気が高く、自分の口で説明する必要性を感じたことがきっかけで、日本酒の魅力にのめり込んでいく。ビザの期限で帰国を余儀なくされた2019年頃には、ヘアメイクよりも日本酒への興味が主となり、店を持ちたいという願望が芽生えていた。「アメリカでは、お客様へのサービスが‟チップ”という形でその場で自分にかえってくる。個人評価を即座に知れることが、うれしかった」と当時を振り返る。その後の人生を日本酒に賭けてみようと決心し、貿易関係者の交流会や、通が集まる勉強会などにも積極的に足を運び、日本酒の知識やサービスのテクニックを身に着けていった。今回の独立以前には、商業藝術(現ダイヤモンドダイニング)の表参道にある「茶茶Ryu-rey」で店長として勤務し、その間、系列6店舗のドリンクメニューの監修も手掛けた。

大森氏は、現状の日本酒マーケットに対して、課題を感じている。「日本酒は、海外では高級品。どんなに高価でも、好きな人は注文してくれる。しかし、日本から輸入している銘柄は大手の限られた製品のみで、飲みたい日本酒が手に入らないし、見つからない。日本国内はどうかと言えば、ビールやワインなどと比べて ‟日本酒は、敷居が高い”‟日本酒は、和食に合わせるもの”‟日本酒は、年配の男性が好む酒”というような古めかしいイメージが根強い。居酒屋は沢山あるのに、ショットバーのような、日本酒をさくっと一杯オシャレに楽しめるような店も少ない。なぜ、こんな状況なのかと疑問を持ちました」。

いろいろ調べた大森氏は、この業界自体が新規参入しづらい分野であることや、ほかのアルコール飲料と比べて顧客開拓ができていないことを知る。もっと、日本酒を身近に飲める店は、ニッチだがニーズはあるはずだと考えた。

JR高円寺北口から、純情商店街を抜けて徒歩5分。小さなアートギャラリーのような雰囲気で、ビルの地下にひっそりと佇む

店舗データ

店名 Sake bar KoKoN (古今)
住所 東京都杉並区高円寺北2-21-1 リリーベル高円寺スクエア B1F

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アクセス JR高円寺駅より徒歩5分
電話 03-6824-1516
営業時間 17:00~23:00(フードLO22:00、ドリンクLO23:30)
定休日 木、祝
坪数客数 11.79坪15席
客単価 3000~4000円
オープン日 2023年12月8日
関連リンク Sake bar KoKoN (HP)
関連リンク Sake bar KoKoN (Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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