大井町に「CHA（チャ）」がオープン。「固定概念を崩す」お茶割り×ビストロを提案する5坪の立ち飲み、人が交わる“社交場”目指し、現在は月商300万円に

お客との距離の近さに魅力を感じ、立ち飲みに初挑戦

店を構えた大井町は崎山氏の地元だ。駅から南に徒歩5分ほどの三ツ又商店街沿い。事務所として使われていたが、テナントが定着しなかった物件だという。ひと目見て気に入り、その日のうちに契約した。

高単価なレストランの経験が長い小野寺氏や、居酒屋を運営してきた崎山氏にとって立ち飲みは初めての挑戦だ。「最初から小さい立ち飲みをやろうと決めていました。物件は狭ければ狭いほどいいと思っていた。今まで働いていたレストランはかしこまった店ばかりだったので、料理人がお客様と会えるのは最初と最後の挨拶だけ。お客様と距離の近い店をやりたかったんです」と小野寺氏は話す。

L字の立ち飲みカウンターを主体とした店内。一部ハイテーブルもアリ。カウンターの足置きの下は実はストックの隠し棚になっていたり、天井には椅子が収納されていたり、トイレタンクの手洗いを有効活用したりと、工夫の詰まった空間づくりとなっていてその点も見どころだ

店舗データ