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穴場立地で坪月商65万円を売るネオ大衆居酒屋「新宿 六」の新店舗、「東高円寺呑場 ニコロク」がオープン!今回は「ネオ感」を抑えた日常使いできる地域密着店に

2019年、新宿六丁目にネオ大衆居酒屋「新宿 六」を開業したグローバルダイニング出身の二人、中村健人氏と小林秀明氏が率いるSECOND(東京都新宿区)が、2店舗目となる大衆居酒屋「東高円寺呑場 ニコロク」をオープンした。人通りもまばらな飲食店の少ない場所をあえて選びヒットを狙うのが同社の特徴で、今回も路面でありながら、静かな住宅地域に出店。立地を鑑みて「新宿 六」のような「ネオ感」は封印。日常使いできる地域密着店を目指し、昭和の懐かしい雰囲気と新しい時代の空気感が合いまった、大人の隠れ家酒処をつくった。


「新宿 六」の成功により、必然的に店を広げるタイミングが訪れた

グローバルダイニングのイタリアンレストラン「カフェ ラ・ボエム」出身の2人が居酒屋業態に初挑戦した「新宿 六」は、開業から4年が過ぎた今、コロナ禍の窮地を乗り越え、坪月商65万をたたき出し絶好調だ。オフィスワーカーのランチ利用も、ピークは常に満席の状況。外国人観光客が戻ってきたこともあり、夜営業の回転率もキープ。利益とともに従業員数も増える中、最良のタイミングで2店舗目を出店せざるをえない状況になったという。居酒屋開業の条件にある、資金調達や従業員採用はすでにクリアしての、あらたな物件探しが始まった。

‟自己資金内でクイックに出店できる” ‟スタッフ2名で回せる程度のこぢんまりした店”というイメージで、はじめは下高井戸である物件に目星をつけたが、実物件を見て予想以上に内装費や修繕費がかかりそうだったため断念。その後、たまたま小林氏が16年住む東高円寺エリアに空き物件が出たとの情報が入った。35年間小料理屋を営んでいた高齢の店主が手放した、地元に根づくかなり古い店舗だった。

入口には格子があり、店内の様子が見えにくかったことから、全て取り外しガラス張りに。元からあったテーブルにはモルタル素材を重ね、カウンターのレトロな椅子は、そのまま活かし使用することにした。居抜きでありながら、不動産屋のはからいでほぼスケルトン状態で借りることができたため、床を剝がしたり、壁を塗装するなど、ほとんど自分たちの手でリフォームしたという。開業のための修繕費は、トイレや電気系統以外、大幅にコストダウンできた。

意外にも立地については、最重要視していないと語る中村氏。結果、当初想定していたよりも坪数はさらに小さかったが、2名で回せるほどの店舗、SECONDの特徴である‟あえて穴場で飲食店にとっては有利でなさそうな場所で勝負する”という条件は揃った。

飾りすぎず、控えめすぎず、主張し過ぎないさりげないアプローチが、かえって興味をそそる外観

店舗データ

店名 東高円寺呑場 ニコロク
住所 東京都杉並区高円寺南1-24-9 堀内ビル 1F

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アクセス 丸の内線東高円寺駅3番出口から徒歩2分、JR中野駅から徒歩15分、JR高円寺駅から徒歩16分
電話 03-6687-9060
営業時間 月~土 17:00~25:00 (24:00 LO)、日15:00~23:00 (22:00 LO) ※連休最終日は日曜日の営業時間
定休日 年末年始
坪数客数 4.3坪10席(カウンター6席、4人掛けテーブル1席)
客単価 3000円~4000円
運営会社 株式会社SECOND
オープン日 2024年2月1日
関連リンク 東高円寺呑場ニコロク(Instagram)
関連ページ 新宿 六(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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